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イメージ型セル

イメージ型セルを使用すると、セル内に画像を表示できます。 イメージ型セルでは、イメージがデータとして表示されます。 連結された列のデータ型がビット配列である場合は、この連結列のデフォルトのセル型はイメージ型となります。

セルを表すCellクラスのValueプロパティには、イメージオブジェクトを割り当てることができます。イメージ、またはシリアル化されたイメージオブジェクトは、データモデルに保存される必要があります。

イメージ型セルとその各属性を設定するには、ImageCellTypeクラスを使用します。

イメージ型セル

上の図では、A2およびB2セルはイメージ型セルに設定され、同じ画像を表示しています。そして、B2およびC2セルの背景色はマゼンタに設定されています。B2セルでは、イメージ型セルを表すImageCellTypeクラスのTransparencyColorプロパティで透過色を黒に設定し、TransParencyToleranceプロパティで透過性許容値を設定しています。透明色を設定すると、指定した色を持つ領域が透過表示され、画像の背景が透けて表示されます。透過性許容値を255に設定すると、すべてが透明になります。したがって、通常は255未満の値を使用します。上の図では、画像の黒が透過表示され、背景色のマゼンタが透けて表示されています。

設定方法

ImageCellTypeクラスのインスタンスを作成して、外観に関する設定をクラスのStyleプロパティに設定します。表示するイメージはセルを表すCellクラスのValueプロパティに設定します。

セルに設定する場合はCellクラスの、行に設定する場合はRowクラスの、列に設定する場合はColumnクラスの、あるいはスタイルに設定する場合はStyleInfoクラスのCellTypeプロパティに、定義したImageCellTypeクラスのインスタンスを割り当てます。

サンプルコード

次のサンプルコードは、セルをイメージ型セルに設定します。CellクラスのValueプロパティにロゴイメージを読み込みます。CellクラスのBackColorプロパティでセルの背景色を設定し、ImageCellTypeクラスのプロパティで透過色、および透過性許容値を設定します。

C#
コードのコピー
FarPoint.Win.Spread.CellType.ImageCellType imgct = new FarPoint.Win.Spread.CellType.ImageCellType();
System.Drawing.Image image = System.Drawing.Image.FromFile("D:\\Logos\\logo.jpg");
imgct.Style = FarPoint.Win.RenderStyle.Stretch;
imgct.TransparencyColor = Color.Black;
imgct.TransparencyTolerance = 20;
fpSpread1.Sheets[0].Cells[1,1,1,2].BackColor = Color.Magenta;
fpSpread1.Sheets[0].Columns[1,2].Width = 100;
fpSpread1.Sheets[0].Rows[1,1].Height = 50;
fpSpread1.Sheets[0].Cells[1,1,2,2].CellType = imgct;
fpSpread1.Sheets[0].Cells[1,1].Value = image;
Visual Basic
コードのコピー
Dim imgct As New FarPoint.Win.Spread.CellType.ImageCellType()
Dim image As System.Drawing.Image = System.Drawing.Image.FromFile("D:\Logos\logo.jpg")
imgct.Style = FarPoint.Win.RenderStyle.Stretch
imgct.TransparencyColor = Color.Black
imgct.TransparencyTolerance = 20
FpSpread1.Sheets(0).Cells(1,1,1,2).BackColor = Color.Magenta
FpSpread1.Sheets(0).Columns(1,2).Width =100
FpSpread1.Sheets(0).Rows(1,1).Height = 50
FpSpread1.Sheets(0).Cells(1,1,2,2).CellType = imgct
FpSpread1.Sheets(0).Cells(1, 1).Value = image

SPREAD デザイナの使用

  1. 作業領域内のセルまたはセル範囲を選択します。
  2. プロパティ リストの「その他」カテゴリから、CellType プロパティを選択します。 ドロップダウン リストからイメージ型を選択します。 これによって CellType プロパティが展開され、このセル型に固有のさまざまなプロパティが表示されます。 このリストから、必要に応じてプロパティを選択および設定します。

    または、セルまたはセル範囲を右クリックして[セル型]を選択します。 セル型の一覧からイメージ型を選択します。 セル型エディタで、必要なプロパティを設定します。 〈適用〉ボタンをクリックします。

  3. [ファイル]メニューから[適用して終了]を選択し、変更をコンポーネントに適用して SPREAD デザイナを終了します。

 

 


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