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サブエディタ

編集可能なセル型では、セル内をクリックするとエディタが表示されます。この単純な行エディタに加えて、独自のユーザーインタフェースを実装して、ユーザー入力を容易にする各オプションを提供することもできます。このような異なるレベルのインタフェースは、サブエディタ(セルエディタ内部のエディタ)によって制御します。たとえば、日付時刻型セルを選択した場合は、ユーザーが日付を選択するためのカレンダーを表示できます。このカレンダーコントロールは、サブエディタによって呼び出されます。

編集可能なセル型については「編集可能なセル型」を参照してください。

サブエディタの作成

独自のサブエディタを作成して、以下の操作で表示することができます。

独自のサブエディタを作成する手順は次のとおりです。

  1. サブエディタの新規Formクラスを作成します。
  2. 作成したフォームにISubEditorインタフェースを実装します。
  3. サブエディタ(SubEditorプロパティ)を呼び出し側に設定します。

サブエディタの例を参照するには、「ポップアップカレンダー」(日付時刻型セルでカレンダーサブエディタを表示する方法について)、および「ポップアップ電卓」(数値によるいくつかのセル型で電卓サブエディタを表示する方法について)を参照してください。

サブエディタのイベント

FpSpreadクラスには、サブエディタに関するSubEditorClosedおよびSubEditorOpening イベントがあります。これらを使用すると、サブエディタが開かれた時点と閉じられた時点を確認できます。

サブエディタのキャンセル

編集可能ないくつかのセル型では、セル内をクリックすると、デフォルトでサブエディタが表示されます。しかし、こうしたサブエディタを表示させたくない場合もあります。たとえば、日付時刻型セルでポップアップカレンダーコントロールを無効にしたい場合や、数値型セルでポップアップ電卓コントロールを無効にしたい場合などです。

サンプルコード

サブエディタをキャンセルするには、FpSpreadクラスのSubEditorOpeningイベントでイベント引数のCancelプロパティをTrueに設定します。次に、この例を示します。

C#
コードのコピー
private void FpSpread1_SubEditorOpening(object sender, FarPoint.Win.Spread.SubEditorOpeningEventArgs e)
{
    e.Cancel = true;
}
Visual Basic
コードのコピー
Private Sub FpSpread1_SubEditorOpening(ByVal sender As Object, ByVal e As FarPoint.Win.Spread.SubEditorOpeningEventArgs) Handles FpSpread1.SubEditorOpening
    e.Cancel = True
End Sub
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