| GrapeCity SPREAD for Windows Forms 12.0J > Excel 形式ファイルのインポート/エクスポート > Excel 形式ファイルへのエクスポート > 行/列の設定のエクスポート |
SPREADでは、行および列は、シート(「コントロール/シートの設定のエクスポート」を参照)やセル(「セルの設定のエクスポート」を参照)とは別のオブジェクトとして扱われます。ここでは、行(Rowオブジェクト)レベルまたは列(Columnオブジェクト)レベルの各設定について説明します。
次の表は、SPREADをExcel形式ファイルにエクスポートした場合に、行および列関連の各設定がどのように処理されるかを示します。 ほとんどの場合、SPREADの設定はExcelでも使用されます (RowHeadersShowに対しては、Excelではヘッダの表示が選択される)。特に明記していないかぎり、これらのプロパティはSheetViewクラスのメンバです。
| SPREAD のプロパティ | Excel の設定と説明 |
|---|---|
| ActiveCell | Excel では、この設定値に基づきアクティブ セルが指定されます。 |
| ActiveColumn ActiveRow |
Excel では、これらの設定値に基づきアクティブな列および行が指定されます。 |
| ActiveColumnIndex ActiveRowIndex |
これらの設定値は Excel にエクスポートされません。 これらの設定値は Excel では使用されません。 |
| ActiveSkin | Excel では SPREADのスキンはサポートされません。 |
| AlternatingRows | この設定値は Excel ではサポートされません。 |
| AutoCalculation | この設定値は Excel にエクスポートされません。 この設定値は Excel ではサポートされません。 |
| AutoGenerateColumns | この設定値は Excel にエクスポートされません。 この設定値は Excel ではサポートされません。 |
| AutoSortColumn ColumnAutoSorted |
これらの設定値は Excel にエクスポートされません。 これらの設定値は Excel ではサポートされません。 |
| ColumnCount | この設定値は Excel にエクスポートされません。 |
| ColumnHeader ColumnHeaderAutoSortIndex ColumnHeaderHorizontalGridLine ColumnHeaderRowCount ColumnHeaderVerticalGridLine |
これらの設定値は Excel にエクスポートされません。 これらの設定値は Excel ではサポートされません。 |
| ColumnHeaderVisible | Excel では、これらの設定値に基づき列ヘッダの表示/非表示が定義されます。 |
| ColumnHeaderAutoText ColumnHeaderAutoTextIndex |
SPREADの設定は無視されます。 Excel では、列ヘッダにはデフォルトで文字が表示されます。ただし、参照スタイルが「R1C1」に設定されている場合には、列ヘッダには数値が表示されます。 |
| Columns | Excel では、SPREADの列幅などの設定が使用されます。 |
| DataAutoCellTypes DataAutoHeadings DataAutoSizeColumns DataMember DataSource |
これらのデータ連結設定は Excel にエクスポートされません。 これらの設定値は Excel ではサポートされません。 Excel では SPREADのデータ連結機能はサポートされません。 |
| FrozenColumnCount FrozenRowCount |
SPREADで固定された列および行は、Excel にエクスポートした場合も同様に固定されます。 |
| FrozenTrailingColumnCount FrozenTrailingRowCount |
SPREADで固定した末尾行および末尾列は、Excel にはエクスポートされません。Excel にはこの同等機能がないためです。 |
| GrayAreaBackColor | この設定値は Excel にエクスポートされません。 この設定値は Excel ではサポートされません。 |
| HorizontalGridLine VerticalGridLine |
Excel では SPREADの設定が使用されます。 |
| IsBlockSelected | これらの設定値は Excel にエクスポートされません。 これらの設定値は Excel ではサポートされません。 |
| LockBackColor LockForeColor |
これらの設定値は Excel にエクスポートされません。 これらの設定値は Excel ではサポートされません。 |
| Iteration MaximumChange MaximumIterations |
Excel では、数式の計算にこれらの設定値が使用されます。 |
| DefaultStyle DefaultStyleName NamedStyles ReferenceStyle |
これらの設定値は Excel にエクスポートされません。 これらの設定値は Excel ではサポートされません。 |
| OperationMode | SPREADの設定は無視されます。 |
| ChildRelationCount Parent ParentRelationName ParentRowIndex |
アウトラインはExcelにエクスポートされます。 |
| PrintInfo | 一部の印刷情報はエクスポートされます。 「印刷設定のエクスポート」を参照してください。 |
| Protect | SPREADからスプレッドシートをエクスポートすると、個々のセルに対する Lock プロパティの設定、およびスプレッドシートに対する Protect プロパティの設定がエクスポートされます。 SPREADでは Protect プロパティのデフォルト値が True であり、Excel と逆になることに注意してください。また、SPREADでは、全セルに対する Lock プロパティのデフォルト値は False です。 |
| RestrictColumns RestrictRows |
これらの設定値は Excel にエクスポートされません。 これらの設定値は Excel ではサポートされません。 |
| RowCount | SPREADの設定は無視されます。 |
| RowHeader RowHeaderColumnCount RowHeaderHorizontalGridLine RowHeaderVerticalGridLine RowHeaderVisible |
SPREADの設定は無視されます。 Excel では、複数列による行ヘッダはサポートされません。 |
| RowHeaderAutoText RowHeaderAutoTextIndex |
SPREADの設定は無視されます。 Excel ではデフォルトで数値が表示され、これを変更することはできません。 SPREADで行ヘッダにカスタム テキストを設定していた場合は、このカスタム テキストは Excel にエクスポートされません。 Excel では、カスタム行ヘッダはサポートされません。 |
| Rows | Excel では、SPREADの行の高さなどの設定が使用されます。 |
| SelectionBackColor SelectionForeColor SelectionStyle SelectionCount |
SPREADの設定は無視されます。 |
| SheetCornerHorizontalGridLine SheetCornerStyle SheetCornerStyleName SheetCornerVerticalGridLine |
これらの設定値は Excel にエクスポートされません。 これらの設定値は Excel ではサポートされません。 |
| SheetName | この値は、Excel のシート名としてエクスポートされます。 |
| StartingColumnNumber | Excel では SPREADの設定が使用されます。 |
| StartingRowNumber | Excel では SPREADの設定が使用されます。 |
| Tag | SPREADの設定は無視されます。 |
| Visible | 非表示に設定されているセル(列および行)は、Excel でも非表示の行および列として設定されます。 |
| Width | Excel では、SPREADの設定に基づき個々の列幅が設定されます。 |
| Height | Excel では、SPREADの設定に基づき個々の行の高さが設定されます。 |
SPREADでは1つのシートにつき、最大20億の行および最大20億の列がサポートされます。一方、Excelでサポートされる行数および列数はこれより少ないため、Excelで処理可能な数の行および列のみがExcelにエクスポートされます。