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ClickOnce(クリックワンス) は、Visual Studio 2005 以降と .NET Framework 2.0 によって提供される新しい配布機能です。 Windows アプリケーションを Web ブラウザ経由で配置し、オフラインでの実行を可能にします。ノータッチデプロイメントに対する大きな利点は、事前に .NET Framework 2.0 を配布する必要がないこと (クライアントPCに.NET Framework 2.0がインストールされていない場合、必須コンポーネントとしてインストールさせることが可能です)、オフラインで実行可能なこと、更新や削除の管理が容易であることなどです。
ここでは、ClickOnce を使用したアプリケーションの配布について、発行、配置、実行、更新、削除の一連のプロセスを説明します。
ClickOnce についての詳細は、Visual Studio のドキュメントまたは MSDN 、市販の雑誌・解説書を参照してください。 |
ClickOnce で Windows アプリケーションを IIS (インターネット インフォメーション サービス) に設置するには、次の手順を実行します。
(Visual Studio 2015を例に解説しています。)
「すべてのファイルを表示」チェックをONに変更します。
すべての SPREAD for Windows Forms のランタイムの「発行の状況」が「含む」であることを確認し、異なる場合は「含む」に変更します。
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IIS が動作している場合、Visual Studio によって指定した場所へアプリケーションが発行されます(ここでは http://localhost/WindowsApplication1/)。
IIS のフォルダとプロジェクトの出力フォルダには次のようなファイルがコピーされます。
アプケーションを発行した URL (http://localhost/WindowsApplication1/publish.htm)を Internet Explorer で開くと、次のような画面が表示されます。この画面の表示内容は、プロジェクトのプロパティで変更できます。
[インストール] ボタンをクリックすると、アプリケーションの発行元を確認するダイアログが表示されます。
[インストール] ボタンをクリックすると、アプリケーションがクライアント PC にインストールされます。インストールが完了すると、アプリケーションが起動します。
配置したアプリケーションは Windows のスタート メニューから実行できます。ClickOnce でスタート メニューに登録するかどうかは、プロジェクトのプロパティで設定します。
配置したアプリケーションを更新するには、アプケーションを発行した URL にアクセスし、[インストール] ボタンをクリックします。Web サーバーに新しいバージョンが設置されている場合、自動的に新しいバージョンがインストールされます。
アプリケーションを更新した後に以前のバージョンに戻すには、「コントロール パネル」の「プログラムの追加と削除」を開き、配置したアプリケーションを選択して [変更と削除] ボタンをクリックします。
「アプリケーションを以前の状態に復元します。」を選択し、[OK] ボタンをクリックするとアプリケーションを以前のバージョンに復元できます。アプリケーションが更新されたバージョンでないとき、「アプリケーションを以前の状態に復元します。」は選択できません。
配置したアプリケーションを更新するには、「コントロール パネル」の「プログラムの追加と削除」を開き、配置したアプリケーションを選択して [変更と削除] ボタンをクリックします。「このコンピュータからアプリケーションを削除します。」を選択し、[OK] ボタンをクリックするとクライアント PC からアプリケーションを削除できます。
ClickOnce ではほとんどの処理が自動化されているため、現時点では問題が発生する可能性はランタイムの構成とアプリケーションの2点です。