これらの設定を使用してユーザーによる行の選択およびセルの編集を制御することにより、ユーザーにどの程度までシートの操作を許可するかを設定できます。

Normalモードでは、デフォルトのシート操作が許可されます。ユーザーは対応するヘッダセルをクリックして行または列を選択できます。また、シートのコーナーをクリックしてシート全体を選択できます。さらに、セルの上をドラッグしてセル範囲を選択できます。行、列、または範囲の場合は最初（左上隅）のセルがアクティブセルになり、ユーザーが行、列、または範囲内の別のセルをクリックするとそのセルがアクティブになります。ユーザーは行全体を選択せずに、データ領域の個々のセルをクリックできます。

RowModeモードでは、ユーザーはシート内の行を選択でき、セルをダブルクリックしてその行の個々のセルを編集できます。選択した（アクティブな）行がハイライト表示されます。アクティブセルにデータを入力し始めても、行はハイライト表示されたままです。別のセルをクリックすると、そのセルがアクティブセルになります。別の行のセルをクリックすると、その行がハイライト表示されます。

SingleSelectモードでは、ユーザーは1つの行の選択のみが可能で、セルの編集はできません。シートの単一行を選択できるという点で、スプレッドシートは単一選択リストボックスのように動作します。選択した行がハイライト表示されます。セルの編集はできないので、アクティブセルはありません。

MultiSelectモードでは、ユーザーは連続する複数の行の選択のみが可能で、セルの編集はできません。シートの連続する行を選択できるという点で、スプレッドシートは複数選択リストボックスのように動作します。選択した行がハイライト表示されます。セルの編集はできないので、アクティブセルはありません。

ExtendedSelectモードでは、ユーザーは不連続な複数の行の選択のみが可能で、セルの編集はできません。シートの複数の行を選択できるという点で、スプレッドシートは拡張選択リストボックスのように動作します。選択した行がハイライト表示されます。セルの編集はできないので、アクティブセルはありません。

ReadOnlyモードでは、ユーザーはセルを編集できません。

System.Object
   System.ValueType
      System.Enum
         FarPoint.Win.Spread.OperationMode

FarPoint.Win.Spread 名前空間
OperationMode プロパティ (SheetView クラス)
SelectionBlockOptions 列挙体

開発者ガイド

操作モードと選択ポリシー