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リストボックスの使い方(GcComboBox型セル)

GcComboBox型セルのリストボックス部の基本的な使い方について説明します。

ヘッダとカラム

GcComboBox型セルのリストボックスでは、ヘッダと項目に複数のカラム(列)を持つことができます。表示できるカラム数に制限はありません。

カラムおよびヘッダ、またリストボックス部のスタイルについては、以下を参照してください。

リストボックスの幅の自動調整

リストボックス(ドロップダウンウィンドウ)は、DropDownプロパティが参照するComboDropDownInfoオブジェクトのAutoWidthプロパティを設定して幅を自動調整できます。
AutoWidth プロパティをTrue に設定すると、追加されているカラムを全て表示するようにリストボックスの幅が調整されます。

ドロップダウンウィンドウがマウスによってリサイズされた場合にはリサイズ後のサイズが保持され、プロパティの設定は無視されます。

リストボックスの高さ設定

リストボックス(ドロップダウンウィンドウ)は、次のプロパティによって高さを設定することが可能です。

プロパティの種類 説明
DropDown.Height ドロップダウンウィンドウの高さを取得または設定します。
DropDownMaxHeight ドロップダウンウィンドウの最大の高さを取得または設定します。
MaxDropDownItems ドロップダウンウィンドウに表示される項目の最大数を取得または設定します。

これらのプロパティには優先度があり、高さは優先度順で設定されます。

DropDown.Height > DropDownMaxHeight > MaxDropDownItems

ドロップダウンウィンドウがマウスによってリサイズされた場合にはリサイズ後のサイズが保持され、プロパティの設定は無視されます。

ツールチップの表示

コンボコントロールでは、補助的な情報を表示する手段としてShowItemTip プロパティを提供しています。ShowItemTip プロパティがTrueに設定されている場合、マウスカーソルがリストボックスの項目の上にあるときに、その項目のTooltipText プロパティに割り当てられた文字列を表示します。

オーバーフローチップの表示

ShowOverflowTip プロパティを使用して、リストボックスの項目が列幅に収まりきらないときに、オーバーフローチップを表示するかどうかを設定します。ShowOverflowTip プロパティをTrueに設定すると、列幅に収まりきらない項目上にマウスカーソルが置かれたときにオーバーフローチップが表示されます。Falseに設定するとオーバーフローチップは表示されません。


(図) 列幅に収まりきらない長い項目


(図) オーバーフローチップで項目を表示

ドロップダウン動作の設定

リストボックスでは、DropDownプロパティが参照するComboDropDownInfoクラスを使用してドロップダウン時の動作を設定することができます。ComboDropDownInfoクラスは、次のプロパティを提供します。

プロパティ 説明
AllowDrop ドロップダウンを許可するかどうか
AllowResize ウィンドウのサイズ変更を許可するかどうか
AutoDropDown フォーカス取得時に自動でドロップダウンを表示するかどうか
AutoHideTouchKeyboard ドロップダウンが開かれたときタッチキーボードを非表示にするかどうか
AutoWidth ドロップダウンウィンドウの幅を自動調整するかどうか
ClosingAnimation ドロップダウンウィンドウを閉じる時のアニメーション
Direction ドロップダウンウィンドウを表示する方向
Height ドロップダウンウィンドウの高さ
OpeningAnimation ドロップダウンウィンドウを開く時のアニメーション
ShowShadow ドロップダウンウィンドウに影を表示するかどうか
Width ドロップダウンウィンドウの幅
参照

 

 


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