MESCIUS SPREAD for Windows Forms 15.0J
キーワードによる書式設定(GcDateTime型セル)

GcDateTime型セルでは、日付のキーワードを設定することで書式を設定することができます。フィールドオブジェクトによる書式設定のように柔軟なスタイル設定が不要な場合、入力および表示書式についてそれぞれ1度のメソッド実行だけで定義できるため、簡単な実装が可能です。

入力書式を設定するには、Fields プロパティが参照する DateTimeFieldCollectionInfoクラスのAddRangeメソッドに、入力書式用のキーワードを使用した文字列を設定します。

表示書式を設定するには、DisplayFields プロパティが参照するDateTimeDisplayFieldCollectionInfoクラスのAddRangeメソッドに、表示書式用のキーワードを使用した文字列を設定します。

サンプルコード

以下のサンプルコードは、キーワードで書式を設定しています。

C#
コードのコピー
GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcDateTimeCellType gdcell = new GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcDateTimeCellType();
gdcell.Fields.Clear();
gdcell.DisplayFields.Clear();
// キーワードから書式を設定します。
gdcell.Fields.AddRange("yyyy年 MM月 dd日");
gdcell.DisplayFields.AddRange("ggg ee年 MM月 dd日");
fpSpread1.ActiveSheet.Cells[0, 0].CellType = gdcell;
Visual Basic
コードのコピー
Dim gdcell = New GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcDateTimeCellType()
' キーワードから書式を設定します。
gdcell.Fields.AddRange("yyyy年 MM月 dd日")
gdcell.DisplayFields.AddRange("ggg ee年 MM月 dd日")
FpSpread1.ActiveSheet.Cells(0, 0).CellType = gdcell
入力書式のキーワード

入力書式として使用可能なキーワードは以下のとおりです。

キーワード 説明
g 年号の頭文字をアルファベットで表示(M、T、S、H、R)
gg 年号の頭文字を漢字で表示(明、大、昭、平、令)
ggg 年号の正式名称を漢字で表示(明治、大正、昭和、平成、令和)
e 和暦年を2桁で表示(先頭に0を付けない)
ee 和暦年を2桁で表示(先頭に0を付ける)
yy 年を2桁で表示(先頭に0を付ける)
yyyy 年を4桁で表示(先頭に0を付ける)
MM 月を2桁の数字で表示(先頭に0を付ける)
MMM 月を省略形で表示
(DateTimeFormatInfo.AbbreviatedMonthNames() で指定された形式)
MMMM 月を正式名称で表示
(DateTimeFormatInfo.MonthNames() で指定された形式)
dd 日を2桁で表示(先頭に0を付ける)
t 12時間制で時刻を表示するときに午前(AMDesignatorプロパティで設定)または午後(PMDesignatorプロパティで設定)を表す文字列の最初の1文字を表示
tt 12時間制で時刻を表示するときに午前(AMDesignatorプロパティで設定)または午後(PMDesignatorプロパティで設定)を表す文字列を表示
hh 時を12時間制で表示(先頭に0を付ける)
HH 時を24時間制で表示(先頭に0を付ける)
mm 分を表示(先頭に0を付ける)
ss 秒を表示(先頭に0を付ける)
\(Chr(92)) キーワードをリテラル文字として表示
表示書式のキーワード

表示書式として使用可能なキーワードは以下のとおりです。

キーワード 説明
A 紀元後を表す"A.D.(Anno Domini)"を表示
g 年号の頭文字をアルファベットで表示(M、T、S、H、R)
gg 年号の頭文字を漢字で表示(明、大、昭、平、令)
ggg 年号の正式名称を漢字で表示(明治、大正、昭和、平成、令和)
e 和暦年を2桁で表示(先頭に0を付けない)
ee 和暦年を2桁で表示(先頭に0を付ける)
E 和暦年を2桁で表示し開始年を元と表示(先頭に0を付けない)
(例:令和元年)
EE 和暦年を2桁で表示し開始年を元と表示(先頭に0を付ける)
(例:令和元年)
y 年を2桁で表示(先頭に0を付けない)
yy 年を2桁で表示(先頭に0を付ける)
yyy 年を4桁で表示(先頭に0を付けない)
yyyy 年を4桁で表示(先頭に0を付ける)
M 月を2桁の数字で表示(先頭に0を付けない)
MM 月を2桁の数字で表示(先頭に0を付ける)
MMM 月を省略形で表示
(DateTimeFormatInfo.AbbreviatedMonthNames() で指定された形式)
MMMM 月を正式名称で表示
(DateTimeFormatInfo.MonthNames()で指定された形式)
d 日を表示(先頭に0を付けない)
dd 日を表示(先頭に0を付ける)
ddd 曜日を省略形で表示(DateTimeFormatInfo.AbbreviatedDayNames()で指定された形式)
dddd 曜日を正式名称で表示(DateTimeFormatInfo.DayNames()で指定された形式)
t 12時間制で時刻を表示するときに午前(AMDesignatorプロパティで設定)または午後(PMDesignatorプロパティで設定)を表す文字列の最初の1文字を表示
tt 12時間制で時刻を表示するときに午前(AMDesignatorプロパティで設定)または午後(PMDesignatorプロパティで設定)を表す文字列を表示
h 時を12時間制で表示(先頭に0を付けない)
hh 時を12時間制で表示(先頭に0を付ける)
H 時を24時間制で表示(先頭に0を付けない)
HH 時を24時間制で表示(先頭に0を付ける)
m 分を表示(先頭に0を付けない)
mm 分を表示(先頭に0を付ける)
s 秒を表示(先頭に0を付けない)
ss 秒を表示(先頭に0を付ける)
\(Chr(92)) キーワードをリテラル文字として表示
参照

 

 


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