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GcMask型セルでは、マスク書式の設定やパスワード入力が可能です。ここではマスクコントロールが提供する入力機能について解説します。
GcMask型セルでは、正規表現による書式設定が可能です。書式の設定はFields プロパティによって行われ、フィールドとよばれる入力領域を構成する要素によって定義されます。Fields プロパティの詳細や書式の設定方法については、「書式の設定(GcMask型セル)」で解説します。
AcceptsCrLfの値 | 説明 |
---|---|
NoControl | 改行コードはそのままでコピー、貼り付けを行います。 |
Filter | 全ての改行コードを削除しコピー、貼り付けを行います。 |
Cut | 最初の改行コード以降の文字列を削除します。標準コントロールと同じ動作です。 |
AcceptsTabCharの値 | 説明 |
---|---|
NoControl | タブ文字はそのままでコピー、貼り付けを行います。 |
Filter | 全てのタブ文字を削除しコピー、貼り付けを行います。 |
Cut | 最初のタブ文字以降の文字列を削除します。 |
書式の設定で、パターンフィールド(MaskPatternFieldInfoクラス)にパスワードを設定することができます。 MaskPatternFieldInfoオブジェクトに以下のいずれかの設定を行うと、特定のフィールドをパスワード入力専用にできます。
また、PasswordRevelationMode プロパティを使用すると入力中のパスワード文字列を一時的に表示することが可能です。PasswordRevelationModeプロパティに設定可能な値は以下のとおりです。
PasswordRevelationModeの値 | 説明 |
---|---|
None | パスワード文字列を表示しません。 |
ShowEyeButton | パスワードを入力すると、コントロールの右端に目のアイコンが表示されこのアイコンのクリックでパスワード文字列を表示します。 |
ShowLastTypedChar | 最後に入力した文字だけ数秒間表示します。 |
ExitOnLastChar プロパティをTrueに設定すると、入力された文字列が、 書式設定により定義されたフィールドすべてに満たされると、自動的に次のセルへフォーカスを移動できます。
GcMask型セルの表示領域は、通常、リテラル文字列と入力フィールドの2種類に分かれています。フィールドについては「書式の設定(GcMask型セル)」を参照してください。
TabActionプロパティをTabAction.Controlに設定すると、[Tab]キーまたは[Shift]+[Tab]キーによるフォーカス移動は、セル間で行われます。TabAction.Fieldに設定すると、フォーカス移動は入力フィールド間で行われます。また、GcMask型セルのナビゲーションや選択などの操作は、リテラル文字列と入力フィールドの位置関係による影響を受けます。