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散布図スパークライン

散布図スパークラインは、各軸に1つの変数を使用して数値データをプロットし、それらの間の関係を表示します。次の図に示すように、科学、統計、工学のデータなどの数値を比較するためにも使用できます。

散布図スパークラインの数式には、次の構文を使用します。

=SCATTERSPARKLINE(points1, [points2, minX, maxX, minY, maxY, hLine, vLine, xMinZone, xMaxZone, yMinZone, yMaxZone, tags, drawSymbol, drawLines, color1, color2, dash])

散布図スパークラインの数式には、次のオプションを使用できます。

オプション 説明
points1 1番目のxyデータ系列。行数が列数と同じか、より大きい場合は、先頭2列のデータを使用します。1番目の列はx値を、2番目の列はy値を保持します。行数が列数未満の場合は、先頭2行のデータを使用します。1番目の行はx値を、2番目の行はy値を保持します。

points2

省略可能

2番目のxyデータ系列。行数が列数と同じか、より大きい場合は、先頭2列のデータを使用します。1番目の列はx値を、2番目の列はy値を保持します。行数が列数未満の場合は、先頭2行のデータを使用します。1番目の行はx値を、2番目の行はy値を保持します。

minX

省略可能

両系列のx上限値。このオプションを指定しない場合は、系列ごとに個々の最大値が使用されます。

maxX

省略可能

両系列のx上限値。このオプションを指定しない場合は、系列ごとに個々の最大値が使用されます。

minY

省略可能

両系列のy下限値。このオプションを指定しない場合は、系列ごとに個々の最小値が使用されます。

maxY

省略可能

両系列のy上限値。このオプションを指定しない場合は、系列ごとに個々の最大値が使用されます。

hLine

省略可能

水平軸の位置。このオプションを指定しない場合は、水平軸は表示されません。

vLine

省略可能

垂直軸の位置。このオプションを指定しない場合は、垂直軸は表示されません。

xMinZone

省略可能

グレーゾーンのx最小値。4つのパラメータのうち1つでも省略されていると、グレーゾーンは表示されません。

xMinZone

省略可能

グレーゾーンのx最大値。4つのパラメータのうち1つでも省略されていると、グレーゾーンは表示されません。

yMinZone

省略可能

グレーゾーンのy最小値。4つのパラメータのうち1つでも省略されていると、グレーゾーンは表示されません。

yMaxZone

省略可能

グレーゾーンのy最大値。4つのパラメータのうち1つでも省略されていると、グレーゾーンは表示されません。

tags

省略可能

このオプションをtrueに設定すると、第1系列のy値が最大となるデータ点が「#0000FF」に、第1系列のy値が最小となるデータ点が「#CB0000」にマークされます。指定を省略した場合はfalseとみなされます。

drawSymbol

省略可能

このオプションをtrueに設定すると、各データ点が記号として描画されます。第1系列のデータ点は丸で、第2系列のデータ点は四角で表されます。

指定を省略した場合はtrueとみなされます。

drawLines

省略可能

このオプションをtrueに設定すると、各データ系列内のデータ点が線でつながれます。

指定を省略した場合はfalseとみなされます。

color1

省略可能

1番目のデータ系列の色を表す文字列。

指定を省略した場合は「#969696」とみなされます。

color2

省略可能

2番目のデータ系列の色を表す文字列。

指定を省略した場合は「#CB0000」とみなされます。

dash

省略可能

このオプションをtrueに設定すると、線が点線として描画されます。そうでない場合は実線で描画されます。

指定を省略した場合はfalseとみなされます。

使用例

以下は、電子メガストアがエアコンユニットの売上と特定の週の平均気温との関係を分析したい場合の例です。 このため、散布図スパークラインを使用して、これらの値セットの間の関係を示すことができます。

C#
コードのコピー
// シートを取得します。
var worksheet = fpSpread1_Sheet1.AsWorksheet();
            
// データを設定します。
worksheet.SetValue(1, 0, new object[,]
{
    { "温度(°C)","AC販売(販売台数)" , "図表"},
    { 10.2,221, "null"},
    { 19.2,729,"null"},
    { 20.3,510,"null"},
    { 21.3,439,"null"},
    { 20.9,698,"null"},
    { 25,420,"null"},
    { 27.5,684,"null"},
    { 29.5,516,"null"},
    { 30.9,745,"null"}
});

// 列Cのセルを結合します。
worksheet.Cells["C3:C11"].Merge();
// ScatterSparkline数式を適用します。
worksheet.Cells[2, 2].Formula = "SCATTERSPARKLINE(A3:B11,,0,40,0,750,0,0,0,40,500,650,TRUE,TRUE,TRUE,\"#63C890\",,TRUE)";
Visual Basic
コードのコピー
    ' シートを取得します。
Dim worksheet = FpSpread1_Sheet1.AsWorksheet()
  
  ' データを設定します。
  worksheet.SetValue(1, 0, New Object(,) {
      {"Temp (°C)", "AC Sales (Units Sold)", "Diagram"},
      {10.2, 221, "null"},
      {19.2, 729, "null"},
      {20.3, 510, "null"},
      {21.3, 439, "null"},
      {20.9, 698, "null"},
      {25, 420, "null"},
      {27.5, 684, "null"},
      {29.5, 516, "null"},
      {30.9, 745, "null"}
  })

  ' 列Cのセルを結合します。
  worksheet.Cells("C3:C11").Merge()
  ' ScatterSparkline数式を設定します。
  worksheet.Cells(2, 2).Formula = "SCATTERSPARKLINE(A3:B11,,0,40,0,750,0,0,0,40,500,650,TRUE,TRUE,TRUE,""#63C890"",,TRUE)"

SPREAD デザイナの使用

  1. デザイナにてセルやセルの列または行にデータを入力します。
  2. スパークラインを表示するセルを選択します。
  3. 挿入]メニューを選択します。
  4. スパークライン]ドロップダウンからスパークラインの種類を選択します。
  5. スパークラインの作成]ダイアログボックスにデータ範囲(たとえば、=Sheet1!$E$1:$E$3)を設定します。または、ポインタを使用して範囲内のセルを選択することで、範囲を設定することもできます。

    可能な場合は、[スパークラインの作成]ダイアログボックスでスパークラインの追加設定を設定することもできます。

  6. OK]をクリックします。
  7. ファイル]メニューから[適用して終了]を選択し、変更を保存して SPREAD デザイナを終了します。

 

 


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