MESCIUS SPREAD for Windows Forms 15.0J
外部変数の作成と使用

SPREAD for Windows Formsでは、スプレッドシートでの外部変数の作成と使用がサポートされます。

外部変数は、記号によって定義される論理セルです。外部変数の名前は、大文字と小文字が区別されます。外部変数はセルコンテキストを処理せず、通常のセルより明確に評価されます。

INamesインタフェースのAddExternalVariableメソッドを使用すると、外部変数をワークブックに追加できます。このメソッドを使用する場合は、外部変数の名前、およびこの変数の数式または値を指定する必要があります。

コードの使用

外部変数を定義するには、ワークブックのAddExternalVariableメソッドを使用します。

サンプルコード

次のサンプルコードは、2つの外部変数「x」、「y」を作成し、ワークブックの特定のワークシート内で定義された数式で使用します。

C#
コードのコピー
// ワークブックに新規シートを追加します。
FarPoint.Win.Spread.SheetView newsheet = new FarPoint.Win.Spread.SheetView();
fpSpread1.Sheets.Add(newsheet);
fpSpread1.AllowUserFormulas = true;

// アクティブシートのA1セルおよびA2セルに値を設定します。
fpSpread1.ActiveSheet.Cells[0, 0].Value = "Hello";
fpSpread1.ActiveSheet.Cells[1, 0].Value = "World!";

// ワークブックに、これらのセル値を参照する外部変数を追加します。
fpSpread1.AsWorkbook().Names.AddExternalVariable("x", "Sheet1!A1");
fpSpread1.AsWorkbook().Names.AddExternalVariable("y", "Sheet1!A2");

// この外部変数を別のセル内で使用します。
fpSpread1.AsWorkbook().Worksheets[1].Cells["B1"].Formula = "\"The concat name is \" & x & y";

VB
コードのコピー
' ワークブックに新規シートを追加します。
Dim newsheet As FarPoint.Win.Spread.SheetView = New FarPoint.Win.Spread.SheetView()
fpSpread1.Sheets.Add(newsheet)
fpSpread1.AllowUserFormulas = true

' アクティブシートのA1セルおよびA2セルに値を設定します。
fpSpread1.ActiveSheet.Cells(0, 0).Value = "Hello"
fpSpread1.ActiveSheet.Cells(1, 0).Value = "World!"

' ワークブックに、これらのセル値を参照する外部変数を追加します。
fpSpread1.AsWorkbook().Names.AddExternalVariable("x", "Sheet1!A1")
fpSpread1.AsWorkbook().Names.AddExternalVariable("y", "Sheet1!A2")

' この外部変数を別のセル内で使用します。
fpSpread1.AsWorkbook().Worksheets(1).Cells("B1").Formula = """The concat name is "" & x & y"
参照

 

 


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