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製品では、コントロール全体、およびシートの各オブジェクトをシリアル化するためのメソッドを提供しています。SpreadSerializerクラスは、コントロール全体の保存と読み込み、およびシートのテキストファイルへの保存と読み込み機能を提供します。一方、Serializerクラスは、製品のXMLシリアル化の実装を使用して、シリアル化可能な任意のオブジェクトを保存および読み込むためのメソッドを提供します。
オブジェクトを単純にファイルに保存するには、SerializerクラスのSaveObjectメソッドを使用し、ファイルからオブジェクトを読み込むにはLoadObjectメソッドを使用します。これらのメソッドには複数のオーバーロードがあり、ストリームへの保存および読み込み、XMLシリアル化インタフェースの指定ができます。
SaveObjectメソッドは、指定のオブジェクトがFarPoint.Win.SpreadJ.dllまたはFarPoint.Win.dllに存在するかどうかを調べ、存在しない場合、XMLノード属性にアセンブリ名を保存します。この名前は、CreateObjectInstanceAndDeserializeメソッドでアセンブリを読み込むときに使用されます。
シリアル化および逆シリアル化について、以下の項目で解説します。
設計時のシリアル化は複雑です。製品では、設計時にシリアル化を行う場合、複数のカスタムCodeDomSerializerオブジェクトを使用しています。これらのシリアライザは、FpSpreadおよびSheetViewが、シリアル化するオブジェクトのフィールドであることを想定しています。プロパティアクセサによってこのオブジェクトが返される場合、コードが正しく生成されない可能性があります。そのため、設計時にFpSpreadまたはSheetViewタイプのプロパティを公開することはお勧めできません。