コードによるシェイプの処理

製品では、様々な種類のシェイプが提供されており、シートで使用できます。ユーザーは、シートに追加されたシェイプを回転およびサイズ変更できます。ユーザーがシェイプを選択すると、サイズを調整するためのリサイズハンドル、および回転するための回転ハンドルが表示されます。なお、ユーザーがシェイプを回転およびサイズ変更することを禁止することもできます。

SPREADデザイナを使用することでシェイプを簡単に作成または配置できます。シェイプの色、影、透過色を設定できます。

シェイプをコーディングで追加および削除することもできます。SheetViewクラスの次のメソッドを使用します。

メソッド	説明
AddShapeメソッド	シェイプの追加
RemoveShapeメソッド	シェイプの削除
ClearShapesメソッド	すべてのシェイプの削除
GetShapeメソッド	シェイプの取得

FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace名前空間には、製品が提供する様々なシェイプを表すクラスが定義されています。

コードでシェイプを追加するには、対象のシェイプを表すクラスを使用し、クラスの各プロパティを設定します。シェイプは非常に柔軟に設定できますが、制限もあります。詳細は、「アセンブリリファレンス」で説明されています。たとえば、線シェイプを表すLineShapeクラスでは、線の太さ（Thicknessプロパティ）の最大値は、64ピクセルです。

サンプルコード

次のサンプルコードは、すべての設定が既定値の長方形シェイプを作成し、アクティブシートに追加します。

C#	コードのコピー
fpSpread1.ActiveSheet.AddShape(new FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.RectangleShape());

Visual Basic	コードのコピー
FpSpread1.ActiveSheet.AddShape(New FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.RectangleShape())

次のサンプルコードでは、長方形シェイプを作成し、いくつかのプロパティ設定しています。

C#	コードのコピー
// シェイプを新規作成 FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.RectangleShape rShape = new FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.RectangleShape(); // 一意に割り当てられたデフォルトの名前を上書きして、独自の名前を割り当てます。 // １つのシート内では、すべてのシェイプ名は一意である必要があります。 rShape.Name = "myRect1"; // シェイプが初期状態で表示される場所を設定します。 rShape.Top = 20; rShape.Left = 60; // または、Location プロパティで表示位置を設定することもできます。 // これには、Point オブジェクトで次のように指定します。 // rShape.Location = new Point(20, 60); // シェイプに独自の塗りつぶし色を割り当てます。 rShape.BackColor = Color.Blue; // シェイプにサイズを割り当てます。 rShape.Width = 100; rShape.Height = 100; // Alternatively, you could set the Size property // これには、Size オブジェクトで次のように指定します。 // rShape.Size = new Size(100, 100); // シートにシェイプを追加し、このシート上にシェイプが表示されるようにします。 // fpSpread1.ActiveSheet.AddShape(rShape);

コードのコピー

// シェイプを新規作成
FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.RectangleShape rShape = new FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.RectangleShape();
// 一意に割り当てられたデフォルトの名前を上書きして、独自の名前を割り当てます。
// １つのシート内では、すべてのシェイプ名は一意である必要があります。
rShape.Name = "myRect1";
// シェイプが初期状態で表示される場所を設定します。
rShape.Top = 20;
rShape.Left = 60;
// または、Location プロパティで表示位置を設定することもできます。
// これには、Point オブジェクトで次のように指定します。
// rShape.Location = new Point(20, 60);
// シェイプに独自の塗りつぶし色を割り当てます。
rShape.BackColor = Color.Blue;
// シェイプにサイズを割り当てます。
rShape.Width = 100;
rShape.Height = 100;
// Alternatively, you could set the Size property
// これには、Size オブジェクトで次のように指定します。
// rShape.Size = new Size(100, 100);
// シートにシェイプを追加し、このシート上にシェイプが表示されるようにします。
// fpSpread1.ActiveSheet.AddShape(rShape);

Visual Basic	コードのコピー
' シェイプを新規作成 Dim rShape As New FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.RectangleShape() ' 一意に割り当てられたデフォルトの名前を上書きして、独自の名前を割り当てます。 ' １つのシート内では、すべてのシェイプ名は一意である必要があります。 rShape.Name = "myRect1" ' シェイプが初期状態で表示される場所を設定します。 rShape.Top = 20 rShape.Left = 60 ' Location プロパティを設定できます。 ' これには、Point オブジェクトで次のように指定します。 ' rShape.Location = new Point(20, 60) ' シェイプに独自の塗りつぶし色を割り当てます。 rShape.BackColor = Color.Blue ' シェイプにサイズを割り当てます。 rShape.Width = 100 rShape.Height = 100 ' Alternatively, you could set the Size property ' これには、Size オブジェクトで次のように指定します。 ' rShape.Size = new Size(100, 100) ' シートにシェイプを追加し、このシート上にシェイプが表示されるようにします。 ' FpSpread1.ActiveSheet.AddShape(rShape)

Visual Basic

コードのコピー

' シェイプを新規作成
Dim rShape As New FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.RectangleShape()
' 一意に割り当てられたデフォルトの名前を上書きして、独自の名前を割り当てます。
' １つのシート内では、すべてのシェイプ名は一意である必要があります。
rShape.Name = "myRect1"
' シェイプが初期状態で表示される場所を設定します。
rShape.Top = 20
rShape.Left = 60
' Location プロパティを設定できます。
' これには、Point オブジェクトで次のように指定します。
' rShape.Location = new Point(20, 60)
' シェイプに独自の塗りつぶし色を割り当てます。
rShape.BackColor = Color.Blue
' シェイプにサイズを割り当てます。
rShape.Width = 100
rShape.Height = 100
' Alternatively, you could set the Size property
' これには、Size オブジェクトで次のように指定します。
' rShape.Size = new Size(100, 100)
' シートにシェイプを追加し、このシート上にシェイプが表示されるようにします。
' FpSpread1.ActiveSheet.AddShape(rShape)

参照

シェイプ

カメラシェイプ