SPREAD for Windows Formsでは、行内のデータに基づき、行の高さを自動調整できます。

行の高さの自動調整は、以下の条件を満たした場合のみに有効です。

• LegacyBehaviorsプロパティにAutoRowHeightが含まれていないこと
• 対象セルを含む行にユーザー設定の高さが設定されていないこと
• 対象セルが結合セルに属していないこと

行の高さの自動調整を無効にすると、フォントサイズの大きなテキストを保持するセルは、次の図に示すように、一部が切り取られて表示されます。

行の高さの自動調整を有効にすると、次の図に示すように、テキストのフォントサイズに合わせて行の高さが自動調整されます。

ワークブックで行の高さの自動調整を有効にすることで、Spreadコンポーネント内の行の高さが自動的に計算されます。スプレッドシート上で切り取り、コピー、貼り付け、移動、ドラッグアンドドロップ、ドラッグフィル操作のいずれかが行われるつど、行の高さが自動的に計算されます。セル値が直接変更された場合、またはセルの編集モードを終了した場合にも、行の高さが自動調整されます。

行の高さの自動調整を有効にするには、次のコードを使用します。

// 行の高さの自動調整も含め、新たな動作をデフォルトですべて有効にします。
fpSpread1 = new FarPoint.Win.Spread.FpSpread(FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.None);

// 行の高さの自動調整のみを有効にします。
fpSpread1 = new FarPoint.Win.Spread.FpSpread(FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.All & ~FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.AutoRowHeight);

' 行の高さの自動調整も含め、新たな動作をデフォルトですべて有効にします。
 fpSpread1 = New FarPoint.Win.Spread.FpSpread(FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.None)

' 行の高さの自動調整のみを有効にします。
fpSpread1 = New FarPoint.Win.Spread.FpSpread(FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.All & ~FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.AutoRowHeight)

行の高さの自動調整を無効にするには、次のコードスニペットに示すように、LegacyBehaviorsプロパティをAutoRowHeightに設定する必要があります。

// 行の高さの自動調整も含め、新たな動作をデフォルトですべて無効にします。
fpSpread1 = new FarPoint.Win.Spread.FpSpread(FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.All);

// 行の高さの自動調整のみを無効にします。
fpSpread1 = new FarPoint.Win.Spread.FpSpread(FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.None | FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.AutoRowHeight);

'行の高さの自動調整も含め、新たな動作をデフォルトですべて無効にします。
fpSpread1 = New FarPoint.Win.Spread.FpSpread(FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.All)

' 行の高さの自動調整のみを無効にします。
fpSpread1 = New FarPoint.Win.Spread.FpSpread(FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.None | FarPoint.Win.Spread.LegacyBehaviors.AutoRowHeight)

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