MESCIUS SPREAD for Windows Forms 17.0J
セルに数式自体の表示

SPREAD for Windows Formsでは、セルに計算の結果値を表示する代わりに数式自体を表示し、強調することができます。セル数式の表示と強調状態を設定するには、IWorksheetViewインタフェースのDisplayFormulas プロパティを使用できます。デフォルト値はfalseです。DisplayFormulasプロパティはワークシートレべルで設定されます。したがって、他のワークシートは特定のシートの値の影響を受けません。

DisplayFormulasプロパティをtrueに設定すると、セルの数式が強調表示され、列幅が2倍になり、セル内の長い数式が便利に表示されます。ただし、falseに設定すると、列幅は元の状態に戻ります。

  • LegacyBehaviors.Style が LegacyBehaviors列挙から除外されている場合にのみ有効です。
  • DisplayFormulasプロパティが有効に設定されている場合、テキストオーバーフローとセルの自動マージが無効になります。

以下の画像は、DisplayFormulas プロパティの動作を示しています。

以下のサンプルコードは、アクティブなセルの数式を表示し、強調表示するために使用されます。

C#
コードのコピー
IWorksheet sheet = fpSpread1.AsWorkbook().ActiveSheet;
// 数式がセルに表示され、強調表示されます。
sheet.View.DisplayFormulas = true;
sheet.Cells["A1"].Value = 1;
sheet.Cells["B1"].Value = 1;
sheet.Cells["A2"].Formula = "SUM(A1,B1)";
sheet.Cells["A2"].Select();
VB
コードのコピー
Dim sheet As IWorksheet = FpSpread1.AsWorkbook().ActiveSheet
' 数式がセルに表示され、強調表示されます。
sheet.View.DisplayFormulas = True
sheet.Cells("A1").Value = 1
sheet.Cells("B1").Value = 1
sheet.Cells("A2").Formula = "SUM(A1,B1)"
sheet.Cells("A2").[Select]()

SPREADデザイナ

SPREADデザイナにて[数式の表示]オプションを有効にするには、[数式]タブで[数式の表示]オプションをクリックします。

Spreadデザイナの[数式]タブでの[数式の表示]オプション

 

 


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