パレートスパークライン

パレートスパークラインを使用して、値セットの中で最も重要なアイテムを強調表示できます。このスパークラインは、問題解決の分析と優先順位付けに役立つため、通常は高品質ツールと見なされます。

パレートスパークラインの数式には、次の書式を使用します。

=PARETOSPARKLINE(points, [pointIndex, colorRange, target, target2, hightlightPosition, label, vertical, targetColor, target2Color, labelColor, barSize])

パレートスパークラインの数式には、次のオプションを使用できます。

オプション

説明

points

すべての値を保持するセル範囲を表す参照。「B2:B7」など。

pointIndex

省略可能

セグメントのデータ点に対応するインデックスを表す数値または参照。「1」、「D2」など。

pointIndexは1以上の値である必要があります。

colorRange

省略可能

セグメントボックスの色を保持するセル範囲を表す参照。「D2:D7」など。

デフォルト値は「なし」です。

target

省略可能

目標線の位置を表す数値または参照。「0.5」など。

デフォルト値は「なし」です。目標線を表示する場合、この色は「#8CBF64」となります。

target2

省略可能

第2目標線の位置を表す数値または参照。「0.8」など。

デフォルト値は「なし」です。第2目標線を表示する場合、この色は「#EE5D5D」となります。

highlightPosition

省略可能

赤色で表示するセグメントの順位を表す数値または参照。「3」など。

デフォルト値は「なし」です。

highlightPositionを「4」に設定すると、4番目のセグメントボックスの色が「#CB0000」に設定されます。

highlightPositionを設定しない場合、セグメントボックスの色はcolorRangeに割り当てた色、またはデフォルト色である「#969696」に設定されます。

label

省略可能

セグメントのラベルを累積パーセンテージとして表示するのか（label = 1）、単一のパーセンテージとして表示するのか（label = 2）、または表示しないか（label = 0）を表す数値。

デフォルト値は0です。

vertical

省略可能

ボックスの向きを垂直方向にするか水平方向にするかを表すブール値。

デフォルト値はfalseです。

targetColor

省略可能

目標線の色を表す色文字列。

target2Color

省略可能

第2目標線の色を表す色文字列。

labelColor

省略可能

ラベルの前景色を表す色文字列。

barSize

省略可能

セルの幅または高さに応じてバーの幅または高さをパーセンテージで表す数値。0から1までの範囲内である必要があります。

使用例

以下は、Eコマースサイトでお客様がサイトから商品を購入する方法を決定するために調査を実施する例です。パレートスパークラインは、最も決定的な要因を強調し、その結果からどのように利益を得るかを分析するのに役立ちます。

C#	コードのコピー
// シートを取得します。 var worksheet = fpSpread1_Sheet1.AsWorksheet(); // データを設定します。 worksheet.SetValue(2, 0, new object[,] { {"要因","品質","価格","ブランド","サービス","新製品","レビュー","簡単返品"}, {"お客様",390171,121691,70403,81009,45390,53160,17609}, {"Color","#F0371A","#F4B811","#DE663E","#D9A7A7","#9E6F00","#BFBF3F","#4C90BA"}, {"BarSize",0.1,0.2,0.4,0.6,0.7,0.8,0.9} }); worksheet.Cells["A2"].Text = "図表"; // 数式を設定します。 worksheet.Cells["B2"].Formula2 = "PARETOSPARKLINE(B4:H4,,B5:H5,0.5,0.8,0,2,TRUE,\"Gray\",\"Orange\",B5:H5,B6:H6)";

コードのコピー

// シートを取得します。
var worksheet = fpSpread1_Sheet1.AsWorksheet();
            
// データを設定します。
worksheet.SetValue(2, 0, new object[,]
{
    {"要因","品質","価格","ブランド","サービス","新製品","レビュー","簡単返品"},
    {"お客様",390171,121691,70403,81009,45390,53160,17609},
    {"Color","#F0371A","#F4B811","#DE663E","#D9A7A7","#9E6F00","#BFBF3F","#4C90BA"},
    {"BarSize",0.1,0.2,0.4,0.6,0.7,0.8,0.9}
});
worksheet.Cells["A2"].Text = "図表";

// 数式を設定します。
worksheet.Cells["B2"].Formula2 = "PARETOSPARKLINE(B4:H4,,B5:H5,0.5,0.8,0,2,TRUE,\"Gray\",\"Orange\",B5:H5,B6:H6)";

Visual Basic	コードのコピー
'　シートを取得します。 Dim worksheet = FpSpread1_Sheet1.AsWorksheet() '　データを設定します。 worksheet.SetValue(2, 0, New Object(,) { {"要因","品質","価格","ブランド","サービス","新製品","レビュー","簡単返品"}, {"お客様", 390171, 121691, 70403, 81009, 45390, 53160, 17609}, {"Color", "#F0371A", "#F4B811", "#DE663E", "#D9A7A7", "#9E6F00", "#BFBF3F", "#4C90BA"}, {"BarSize", 0.1, 0.2, 0.4, 0.6, 0.7, 0.8, 0.9} }) worksheet.Cells("A2").Text = "図表" '　数式を設定します。 worksheet.Cells("B2").Formula2 = "PARETOSPARKLINE(B4:H4,,B5:H5,0.5,0.8,0,2,TRUE,""Gray"",""Orange"",B5:H5,B6:H6)"

Visual Basic

コードのコピー

'　シートを取得します。
Dim worksheet = FpSpread1_Sheet1.AsWorksheet()        
        
'　データを設定します。
worksheet.SetValue(2, 0, New Object(,) {
    {"要因","品質","価格","ブランド","サービス","新製品","レビュー","簡単返品"},
    {"お客様", 390171, 121691, 70403, 81009, 45390, 53160, 17609},
    {"Color", "#F0371A", "#F4B811", "#DE663E", "#D9A7A7", "#9E6F00", "#BFBF3F", "#4C90BA"},
    {"BarSize", 0.1, 0.2, 0.4, 0.6, 0.7, 0.8, 0.9}
})
worksheet.Cells("A2").Text = "図表"

'　数式を設定します。
worksheet.Cells("B2").Formula2 = "PARETOSPARKLINE(B4:H4,,B5:H5,0.5,0.8,0,2,TRUE,""Gray"",""Orange"",B5:H5,B6:H6)"

SPREAD デザイナの使用

デザイナにてセルやセルの列または行にデータを入力します。
スパークラインを表示するセルを選択します。
［挿入］メニューを選択します。
［スパークライン］ドロップダウンからスパークラインの種類を選択します。
［スパークラインの作成］ダイアログボックスにデータ範囲（たとえば、=Sheet1!$E$1:$E$3）を設定します。または、ポインタを使用して範囲内のセルを選択することで、範囲を設定することもできます。

可能な場合は、［スパークラインの作成］ダイアログボックスでスパークラインの追加設定を設定することもできます。
［OK］をクリックします。
［ファイル］メニューから［適用して終了］を選択し、変更を保存して SPREAD デザイナを終了します。