MESCIUS SPREAD for Windows Forms 17.0J
スプレッドスパークライン

次の図に示すように、スプレッドスパークラインを使用してデータを分散し、さまざまなスタイルを使用してそれらを比較できます。

Spread Sparkline Basic Example

スパークラインを水平方向に表示する場合は、水平軸によって各データ点が表されます。垂直軸上の線の長さ、またはドットの数は、出現頻度を表します。

スプレッドスパークラインの数式には、次の構文を使用します。

=SPREADSPARKLINE(points, [showAverage, scaleStart, scaleEnd, style, colorScheme, vertical])

スプレッドスパークラインの数式には、次のオプションを使用できます。デフォルトのパラメータは「point」のみです。

オプション 説明
points 表示するすべての値を保持するセル範囲を表す参照。「A1:A10」など。

showAverage

省略可能

平均値を表示するかどうかを示すブール値。

デフォルト値はfalseです。

scaleStart

省略可能

スパークラインの下限を表す数値。

デフォルト値はすべての値の最小値です。

scaleEnd

省略可能

スパークラインの上限を表す数値。

デフォルト値はすべての値の最大値です。

style

省略可能

スプレッドスパークラインのスタイルを表す数値。

次の6つのスタイルがサポートされます。

  • Stacked(1): 中央から2方向に向かって直線を描画
  • Spread(2): 中央から2方向へドットを描画
  • Jitter(3): ランダムな位置にドットを描画
  • Poles(4): 一方向から他方向に向かって直線を描画
  • StackedDots(5): 一方向から他方向に向かってドットを描画
  • Stripe(6): 同じ長さの直線を描画

デフォルト値は4(poles)です。

colorScheme

省略可能

スパークラインの色を表す文字列。

デフォルト値は「#646464」です。

vertical

省略可能

スパークラインを垂直方向に表示するかどうかを示すブール値。

デフォルト値はfalseです。

使用例

以下は、国の災害管理部が、長年にわたって発生したさまざまな災害で被った費用配分と死亡者数を共有したい例です。次の図に示すように、スプレッドスパークラインは、災害に関連するさまざまな統計を表示するのに役立ちます。

C#
コードのコピー
// シートを取得します。
var worksheet = fpSpread1_Sheet1.AsWorksheet();
            
// データを設定します。
worksheet.SetValue(2, 0, new object[,]
{
    { "災害の種類","発生数","パーセント頻度","総費用(10億)","総費用の割合","コスト/イベント(10億)","死亡/年" },
    {"干ばつ",28, 0.098, 258.9,0.138,9.2, 95 },
    {"洪水",33, 0.116,151.09,0.081,4.6, 15},
    {"氷結",9,0.032,31.07,0.016,3.4,4},
    {"激しい嵐",128,0.449, 286.3,0.153,2.2, 43},
    {"熱帯低気圧",52, 0.182,997.3,0.531,19.2,161},
    {"山火事",18,0.063,102.3,0.055,5.7,10},
    {"冬の嵐",17,0.060,50.1,0.027,2.9, 26}
});
            
// SpreadSparkline数式を設定します。
worksheet.Cells["B2"].Formula = "SPREADSPARKLINE(B4:B10,TRUE,,,1,\"#00cccc\")";
worksheet.Cells["C2"].Formula = "SPREADSPARKLINE(C4:C10,TRUE,,,2,\"#00cccc\")";
worksheet.Cells["D2"].Formula = "SPREADSPARKLINE(D4:D10,TRUE,,,3,\"#00cccc\")";
worksheet.Cells["E2"].Formula = "SPREADSPARKLINE(E4:E10,TRUE,,,4,\"#00cccc\")";
worksheet.Cells["F2"].Formula = "SPREADSPARKLINE(F4:F10,TRUE,,,5,\"#00cccc\")";
worksheet.Cells["G2"].Formula = "SPREADSPARKLINE(G4:G10,TRUE,,,6,\"#00cccc\")";
Visual Basic
コードのコピー
' シートを取得します。
Dim worksheet = FpSpread1.Sheets(0).AsWorksheet()
        
' データを設定します。
worksheet.SetValue(2, 0, New Object(,) {
    {"災害の種類","発生数","パーセント頻度","総費用(10億)","総費用の割合","コスト/イベント(10億)","死亡/年"},
    {"干ばつ", 28, 0.098, 258.9, 0.138, 9.2, 95},
    {"洪水", 33, 0.116, 151.09, 0.081, 4.6, 15},
    {"氷結", 9, 0.032, 31.07, 0.016, 3.4, 4},
    {"激しい嵐", 128, 0.449, 286.3, 0.153, 2.2, 43},
    {"熱帯低気圧", 52, 0.182, 997.3, 0.531, 19.2, 161},
    {"山火事", 18, 0.063, 102.3, 0.055, 5.7, 10},
    {"冬の嵐", 17, 0.06, 50.1, 0.027, 2.9, 26}
})

' SpreadSparkline数式を設定します。
worksheet.Cells("B2").Formula = "SPREADSPARKLINE(B4:B10,TRUE,,,1,""#00cccc"")"
worksheet.Cells("C2").Formula = "SPREADSPARKLINE(C4:C10,TRUE,,,2,""#00cccc"")"
worksheet.Cells("D2").Formula = "SPREADSPARKLINE(D4:D10,TRUE,,,3,""#00cccc"")"
worksheet.Cells("E2").Formula = "SPREADSPARKLINE(E4:E10,TRUE,,,4,""#00cccc"")"
worksheet.Cells("F2").Formula = "SPREADSPARKLINE(F4:F10,TRUE,,,5,""#00cccc"")"
worksheet.Cells("G2").Formula = "SPREADSPARKLINE(G4:G10,TRUE,,,6,""#00cccc"")"

SPREAD デザイナの使用

  1. デザイナにてセルやセルの列または行にデータを入力します。
  2. スパークラインを表示するセルを選択します。
  3. 挿入]メニューを選択します。
  4. スパークライン]ドロップダウンからスパークラインの種類を選択します。
  5. スパークラインの作成]ダイアログボックスにデータ範囲(たとえば、=Sheet1!$E$1:$E$3)を設定します。または、ポインタを使用して範囲内のセルを選択することで、範囲を設定することもできます。

    可能な場合は、[スパークラインの作成]ダイアログボックスでスパークラインの追加設定を設定することもできます。

  6. OK]をクリックします。
  7. ファイル]メニューから[適用して終了]を選択し、変更を保存して SPREAD デザイナを終了します。

 

 


© MESCIUS inc. All rights reserved.