デフォルトでは、列ヘッダの最下行に連続した文字が、行ヘッダの最右行には連続した番号が表示されます。複数行の列ヘッダ、または複数列の行ヘッダを表示するシートでは、ラベルの表示行、または表示列を指定できます。次の図では、列ヘッダには文字ではなく番号を表示し、このラベルを最下行ではなく2番目の行に表示しています。
自動連番で表示する内容は、SheetViewクラスのColumnHeaderAutoTextプロパティで列ヘッダの表示内容を、RowHeaderAutoTextプロパティで行ヘッダの表示内容を設定できます。設定にはHeaderAutoText列挙体を使用します。以下の設定が可能です。
| HeaderAutoTextの値 | 説明 |
|---|---|
| Blank | ヘッダに何も表示しない |
| Letters | ヘッダに英字を表示 |
| Numbers | ヘッダに数字を表示 |
同様の設定を、ColumnHeaderクラスのAutoTextプロパティ、またはRowHeaderクラスのAutoTextプロパティを使用しても可能です。
複数行の列ヘッダの場合、自動連番を表示する行のインデックスをSheetViewクラスのColumnHeaderAutoTextIndexプロパティで設定できます。複数列の行ヘッダの場合、自動連番を表示する列のインデックスをSheetViewクラスのRowHeaderAutoTextIndexプロパティで設定できます。同様の設定を、ColumnHeaderクラスのAutoTextIndexプロパティ、またはRowHeaderクラスのAutoTextIndexプロパティを使用しても可能です。
ラベルの開始番号（または開始文字）を設定することもできます。列ヘッダの開始番号（または開始文字）を設定するには、SheetViewクラスのStartingColumnNumberプロパティを、行ヘッダはStartingRowNumberプロパティを使用します。ラベルの開始番号または開始文字は表示目的で使用され、行と列の実際の座標とは無関係です。
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開始番号および開始文字の値はいずれも整数です。したがって、ヘッダに文字を表示する場合に開始文字を 10 に設定すると、先頭のヘッダ セルには「J」の文字（10 番目のアルファベット）が表示されます。 |
サンプルコード
次のサンプルコードは、列ヘッダを3行に設定します。列ヘッダの自動連番は2行目に表示し、数字を表示します。行ヘッダの自動連番は文字を表示します。
| C# |
コードのコピー
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|---|---|
// 列ヘッダに文字ではなく数字が表示されるように設定します。
FpSpread1.Sheets[0].ColumnHeader.RowCount = 3;
FpSpread1.Sheets[0].ColumnHeaderAutoTextIndex = 1;
fpSpread1.Sheets[0].ColumnHeaderAutoText = FarPoint.Win.Spread.HeaderAutoText.Numbers;
fpSpread1.Sheets[0].RowHeaderAutoText = FarPoint.Win.Spread.HeaderAutoText.Letters;
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| Visual Basic |
コードのコピー
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|---|---|
' 列ヘッダに文字ではなく数字が表示されるように設定します。
FpSpread1.Sheets(0).ColumnHeader.RowCount = 3
FpSpread1.Sheets(0).ColumnHeaderAutoTextIndex = 1
FpSpread1.Sheets(0).ColumnHeaderAutoText = FarPoint.Win.Spread.HeaderAutoText.Numbers
FpSpread1.Sheets(0).RowHeaderAutoText = FarPoint.Win.Spread.HeaderAutoText.Letters
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SPREAD デザイナの使用
- ヘッダ ラベル（自動テキスト）を変更するシートのシートタブを選択します。
- プロパティ リストの「外観」カテゴリで、ColumnHeader または RowHeader プロパティをダブルクリックして、列または行ヘッダのプロパティ リストを表示します。
- AutoText および AutoTextIndex プロパティを使用して、表示するヘッダ ラベルと、これを表示するヘッダ列やヘッダ行を指定します。
- ［ファイル］メニューから［適用して終了］を選択し、変更をコンポーネントに適用して SPREAD デザイナを終了します。