インストーラによる配布は基本的に XCOPYによる配布 と同じであり、 SPREADを使用したアプリケーションを作成後、Visual Studio 付属の作成ツール(セットアップウィザード)を用いる方法や、セットアッププロジェクトによるインストーラ作成を行う方法などがあります。
Windows Installer 2.0の特長
- アプリケーションを削除するときに、他のアプリケーションに悪影響を与えないようにできる。
- 誤って削除したファイルを自動的に再インストールする自動修復機能をサポートしている。
- インストールを中止したときに、コンピュータを元の状態に戻すロールバック機能がある。
- グローバルアセンブリキャッシュに対して、アセンブリを登録、修復、または削除できる。
- 特定のアプリケーション専用のプライベートな場所へアセンブリをインストールできる。
セットアップウィザードによるインストーラ作成の場面
- インストーラによるアプリケーション配布を前提にしている。
- 特別なインストール条件やレジストリなどへの登録が必要ない。
- アプリケーションの構成やアセンブリとの依存関係がシンプルである。
セットアッププロジェクトによるインストーラ作成の場面
- インストーラによるアプリケーション配布を前提にしている。
- 開発者がインストーラ作成に関する十分な知識と経験がある。
- セットアップウィザードが生成する基本構造のほかに多くの項目を設定する必要がある。
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上記インストーラの作成方法等についての詳細は、Visual Studio のドキュメントまたは MSDN 、市販の雑誌・解説書を参照してください。 |
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