操作モード(オペレーションモード)を設定することにより、ユーザーにセル、セル範囲、列、行、またはシート全体の選択、およびセルの編集を許可するかどうかを指定することができます。
つまり、操作モードの設定は「編集」「選択」および「キーボード操作」といったユーザー操作に影響します。
操作モードを設定するには、SheetView クラスのOperationModeプロパティを使用します。このプロパティはOperationMode 列挙体を参照し、次のような設定が可能です。なお、既定値は、OperationMode.Normalです。
OperationMode の値 | 選択可能な範囲 | セル編集の可否 |
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Normal(標準モード) | セル、行、列、任意のセル範囲、シート全体 | 編集可 |
RowMode(行モード) | 1行のみ | 編集可 |
SingleSelect(単一選択モード) | 1行のみ | 編集不可 |
ReadOnly(読み取り専用モード) | なし | 編集不可 |
MultiSelect(複数選択モード) | 複数の行 | 編集不可 |
ExtendedSelect(拡張選択モード) | 複数の行([Ctrl]あるいは[Shift] + 方向キーで選択) | 編集不可 |
次のサンプルコードは、ユーザーに行の選択、およびアクティブセルの編集だけを許可する行モードに設定します。
C# |
コードのコピー
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// オペレーションモードを設定し、ユーザーに行の選択だけを許可します。
fpSpread1.Sheets[0].OperationMode = FarPoint.Win.Spread.OperationMode.RowMode;
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Visual Basic |
コードのコピー
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' オペレーションモードを設定し、ユーザーに行の選択だけを許可します。
FpSpread1.Sheets(0).OperationMode = FarPoint.Win.Spread.OperationMode.RowMode
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