概要
数値を最も近い整数、または基準値の倍数で最も近い数に切り上げます。
書式
CEILING.MATH(number, significance, mode)
引数
有効な引数は次のとおりです。
引数 |
説明 |
number |
数値。数値は、9.99E+307 未満でかつ -2.229E-308 より大きくなければなりません。 |
significance |
(オプション)基準値。切り捨てる倍数の数値を指定します。 |
mode |
(オプション)モード。負の数値の場合は、0 に近い値または 0 から離れた値のどちらに値を丸めるかを制御します。 |
解説
- 既定で、基準値は正の数値の場合は +1、負の数値の場合は -1 です。
- 既定では、小数点以下のある正の数値は最も近い整数に切り上げられます。 たとえば、6.3 の場合は 7 に切り上げられます。
- 既定では、小数点以下のある負の数値は最も近い整数 (0 に近い値) に切り上げられます。 たとえば、-6.7 の場合は -6 に切り上げられます。
- 基準値およびモードの引数を指定することで、負の数値の場合の丸める方向を変更することができます。 たとえば、-6.3 を基準値が 1、モードが 1 で丸めると、0 から離れた値である -7 になります。 基準値とモードの値の組み合わせは多数あり、多様な方法で負の数値の丸め処理に影響します。
- モードの引数は正の数値には影響しません。
- 基準値の引数により、指定された基準値の倍数で最も近い整数に切り上げられます。 丸める数値が整数の場合は例外です。 たとえば、基準値が 3 の場合、数値は 3 の倍数で最も近い整数に切り上げられます。
- 数値を 2 以上の基準値で除算して余りがでる場合は、結果が切り上げられます。
データ型
各引数に数値データを受け取り、 数値データを返します。
サンプル
CEILING.MATH(24.3,5) 結果:25
CEILING.MATH(6.7) 結果:7
CEILING.MATH(-8.1,2) 結果:-8
CEILING.MATH(-5.5,2,-1) 結果:-6
Excel形式ファイルへのエクスポート
Excel 2013以降をサポートします。BIFF8(xls)形式には対応していません。
参照