概要
2 つの数値のビット単位の 'XOR' を返します。
書式
BITXOR(number1, number2)
引数
有効な引数は次のとおりです。
引数 |
説明 |
number1 |
0 以上の数値を指定する必要があります。 |
number2 |
0 以上の数値を指定する必要があります。 |
解説
- BITXOR は、そのパラメーターのビット単位の 'XOR' (排他的 XOR) の合計の結果である 10 進数を返します。
- いずれかの引数がその制約の範囲外の場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
- いずれかの引数が (2^48)-1 より大きい場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
- いずれかの引数が数値以外の値の場合は、エラー値 #VALUE! が返されます。
- 実行結果では、両パラメーターの同じビット位置の値が等しくない場合、つまり一方が 0 でもう一方が 1 の場合、そのビット位置は 1 になります。 たとえば、BITXOR(5,3) を使用する場合、5 は 2 進法では 101 で表され、3 は 2 進法では 11 で表されます。 比較しやすいように、3 を 011 と見なすことができます。 この例を右から左へ見た場合、3 つの位置のうち値が同じ (1) なのは右端の位置だけです。 右から 2 番目と 3 番目の位置は結果が '等しくない' になるため 1 を返し、右端の位置は結果が ‘等しい’ になるため 0 を返します。
- ビット位置の値が 1 である場合、そのビット位置が返す値は右から左へ進むにつれて 2 乗則で増加します。 右端のビットは 1 (2^0) を返し、その左のビットは 2 (2^1) を返します。これ以降も同様です。
- 同じ例を使用した場合、右端のビット位置は値が 0 であるため、0 を返します。右から 2 番目のビット位置 (値 1) は 2 (2^1) を返し、左端のビット (同じく値 1) は 4 (2^2) を返します。 合計は 10 進表現で 6 になります。
データ型
各引数に数値データを受け取り、数値データを返します。
サンプル
BITXOR(5,3) 結果:6
Excel形式ファイルへのエクスポート
Excel 2013以降をサポートします。BIFF8(xls)形式には対応していません。
参照