概要
指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を切り捨てます。
書式
FLOOR.MATH(number, significance, mode)
引数
有効な引数は次のとおりです。
引数 |
説明 |
number |
切り捨ての対象となる数値を指定します。 |
significance |
(オプション)倍数の基準となる数値を指定します。 |
mode |
(オプション)負の数値を、0 に向かう方向または 0 とは逆の方向に丸めます。 |
解説
- 既定では、小数点以下の値を持つ正の数値は、最も近い整数に切り捨てられます。 たとえば 6.3 は、既定の基準値 (1) を使用して、6 に切り捨てられます。
- 既定では、小数点以下の値を持つ負の数値は、0 とは逆の方向の最も近い整数に丸められます。 たとえば、-6.7 は -7 に丸められます。
- 0 または負の数値をモード引数として使用することにより、負の数値を丸める方向を変更することができます。 たとえば、基準値 1 およびモード -1 を使用して、-6.3 を 0 に向かう方向に丸めると、結果は -6 になります。
- 基準値の引数により、指定された基準値の倍数で最も近い整数に切り捨てられます。 丸める数値が整数の場合は例外です。 たとえば、基準値が 3 の場合、数値は 3 の倍数で最も近い整数に切り捨てられます。
- 数値を 2 以上の基準値で除算して余りがでる場合は、結果が切り捨てられます。
データ型
各引数に数値データを受け取り、 数値データを返します。
サンプル
FLOOR.MATH(24.3,5) 結果:20
FLOOR.MATH(6.7) 結果:6
FLOOR.MATH(-8.1,2) 結果:-10
FLOOR.MATH(-5.5,2,-1) 結果:-4
Excel形式ファイルへのエクスポート
Excel 2013以降をサポートします。BIFF8(xls)形式には対応していません。
参照