概要
母集団に基づく分布の歪度を返します。歪度とは、分布の平均値周辺での両側の非対称度を表す値です。
書式
SKEW.P(number1, number2, ...)
引数
number1 は必須で、それ以降の数値は省略可能です。母集団の歪度を求める 1 個から 254 個の数値、または数値を含む名前、配列、セル参照を指定します。
解説
- SKEW.P 関数は次の数式を使用します。
- 引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。
- 引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象となります。
- 引数として指定した配列またはセル範囲に文字列、論理値、空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。ただし、数値として 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象となります。
- SKEW.P 関数では、標本ではなく母集団全体の標準偏差を使用します。
- 引数に無効な値を指定した場合、エラー値 #NUM! が返されます。
- 引数に無効なデータ型を指定した場合、エラー値 #VALUE! が返されます。
- 指定する数値データの数が 2 個以下の場合、または標本の標準偏差が 0 の場合は、エラー値 #DIV/0! が返されます。
データ型
各引数に数値データを受け取り、 数値データを返します。
サンプル
SKEW.P(A2:A11)
Excel形式ファイルへのエクスポート
Excel 2013以降をサポートします。BIFF8(xls)形式には対応していません。
参照