MESCIUS SPREAD for Windows Forms 17.0J 関数リファレンス
EVALUATE

概要

文字列式を代数式として評価します。

書式

=EVALUATE(formula)

引数

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

formula 評価される数式または式を表す文字列。この数式は、ワークシート内のセルまたは範囲を参照するために使用できます。

解説

この関数は、SUM 関数や AVERAGE 関数のように、セル内に直接使用することができません。この関数は、カスタム名付き範囲に適用される数式にのみ使用できます。したがって、この関数を「=EVALUATE(A1)」として使用する場合、エラーが発生します。ただし、EVALUATE関数をカスタム名として使用し、対象セルからカスタム名を「=EVALUATE("=A1+A2")」として呼び出すと、セル範囲の評価結果が返されます。

データ型

計算された結果を返します。

サンプル

次のサンプルコードは、「EVALUATE(A1:A2)」関数を使用して名前付き範囲「test」を作成し、セル「B1」と「B2」にある式を評価して、計算された結果をセル「C1」に表示する方法を示します。

C#
コードのコピー
// EVALUATE関数を追加します
IWorksheet TestActiveSheet = fpSpread1.AsWorkbook().ActiveSheet;
fpSpread1.AsWorkbook().Names.Add("test", "EVALUATE(A1:A2)", null, 0, 1);
TestActiveSheet.Cells["B1"].Value = "1+1";
TestActiveSheet.Cells["B2"].Value = "2+3";
TestActiveSheet.Cells["C1"].Formula2 = "test";
fpSpread1.SaveExcel("Book_EvaluateFunction.xlsm", ExcelSaveFlags.MacroEnabledWorkbook);

Visual Basic
コードのコピー
' EVALUATE関数を追加します
Dim TestActiveSheet As IWorksheet = FpSpread1.AsWorkbook().ActiveSheet
FpSpread1.AsWorkbook().Names.Add("test", "EVALUATE(A1:A2)", Nothing, 0, 1)
TestActiveSheet.Cells("B1").Value = "1+1"
TestActiveSheet.Cells("B2").Value = "2+3"
TestActiveSheet.Cells("C1").Formula2 = "test"
FpSpread1.SaveExcel("Book_EvaluateFunction.xlsm", ExcelSaveFlags.MacroEnabledWorkbook)
メモ:EVALUATE 関数を使用する際に、組み込みのVBAの 拡張機能 として計算を実行できるように、VBA マクロを有効にする必要があります。EVALUATE 関数を含んだワークブックは、Excelマクロ有効ワークブック (.XLSM)形式で保存する必要があります。ワークブックを .XLSM 形式で保存するには、ExcelSaveFlags 列挙体の MacroEnabledWorkbook メンバを使用します。

使用可能な製品バージョン

製品バージョン 17.0 以降で使用できます。

 

 


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