文字列式を代数式として評価します。
=EVALUATE(formula)
有効な引数は次のとおりです。
引数 |
説明 |
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formula | 評価される数式または式を表す文字列。この数式は、ワークシート内のセルまたは範囲を参照するために使用できます。 |
この関数は、SUM 関数や AVERAGE 関数のように、セル内に直接使用することができません。この関数は、カスタム名付き範囲に適用される数式にのみ使用できます。したがって、この関数を「=EVALUATE(A1)」として使用する場合、エラーが発生します。ただし、EVALUATE関数をカスタム名として使用し、対象セルからカスタム名を「=EVALUATE("=A1+A2")」として呼び出すと、セル範囲の評価結果が返されます。
計算された結果を返します。
次のサンプルコードは、「EVALUATE(A1:A2)」関数を使用して名前付き範囲「test」を作成し、セル「B1」と「B2」にある式を評価して、計算された結果をセル「C1」に表示する方法を示します。
C# |
コードのコピー
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// EVALUATE関数を追加します IWorksheet TestActiveSheet = fpSpread1.AsWorkbook().ActiveSheet; fpSpread1.AsWorkbook().Names.Add("test", "EVALUATE(A1:A2)", null, 0, 1); TestActiveSheet.Cells["B1"].Value = "1+1"; TestActiveSheet.Cells["B2"].Value = "2+3"; TestActiveSheet.Cells["C1"].Formula2 = "test"; fpSpread1.SaveExcel("Book_EvaluateFunction.xlsm", ExcelSaveFlags.MacroEnabledWorkbook); |
Visual Basic |
コードのコピー
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' EVALUATE関数を追加します Dim TestActiveSheet As IWorksheet = FpSpread1.AsWorkbook().ActiveSheet FpSpread1.AsWorkbook().Names.Add("test", "EVALUATE(A1:A2)", Nothing, 0, 1) TestActiveSheet.Cells("B1").Value = "1+1" TestActiveSheet.Cells("B2").Value = "2+3" TestActiveSheet.Cells("C1").Formula2 = "test" FpSpread1.SaveExcel("Book_EvaluateFunction.xlsm", ExcelSaveFlags.MacroEnabledWorkbook) |
メモ:EVALUATE 関数を使用する際に、組み込みのVBAの 拡張機能 として計算を実行できるように、VBA マクロを有効にする必要があります。EVALUATE 関数を含んだワークブックは、Excelマクロ有効ワークブック (.XLSM)形式で保存する必要があります。ワークブックを .XLSM 形式で保存するには、ExcelSaveFlags 列挙体の MacroEnabledWorkbook メンバを使用します。 |
製品バージョン 17.0 以降で使用できます。