GrapeCity SPREAD for Windows Forms 12.0J 移行ガイド
コレクションインデックスの0(ゼロ)オリジン

Visual Basic 6.0では、任意の上限/下限を持つ配列を宣言することが可能だったため、ActiveX製品での各コレクションインデックスは1から開始されていました。

最左上セルの指定:ActiveX製品

'最左上セルのTextプロパティを参照します ※インデックスは1から開始

 With fpSpread1
   .Row = 1
   .Col = 1
   Debug.Print .Text
 End With

一方Visual Basic .NETではインデックスの下限は必ず「0」(ゼロオリジン)となります。.NET製品ではこの仕様に基づきすべてのコレクションのインデックスはゼロオリジンに変更されています。

最左上セルの指定:.NET製品

'最左上セルのTextプロパティを参照します ※インデックスは0から開始

 Console.WriteLine(FpSpread1.ActiveSheet.Cells(0, 0).Text)

そのため、ゼロオリジンではないプロジェクトを移行する際には、各コレクションのインデックス情報も同時に変更することをお勧めします。

  • ゼロオリジンの仕様を変更する機能はありません。
  • 配列構造の詳細についてはMSDNライブラリをご参照ください。
  • 移行作業に関しては全てお客様の責任の下、あらかじめ移行前プロジェクトのバックアップを取るなど十分な注意が必要です。
  • ActiveX製品を用いた.NETアプリケーション開発についてはサポート(動作確認/動作保証を含む)対象外となります。
参照

 

 


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