GrapeCity SPREAD for Windows Forms 12.0J 移行ガイド
ExcelSaveFlags

ExcelSaveFlags列挙体に関する変更点は、次のとおりです。

ComboDataOnly ComboDataOnlyは、ExcelSaveFlags列挙体の廃止予定のフラグです。この代わりに、ComboAsDataValidationを使用してください。
AutoRowHeight AutoRowHeightを指定した場合、Excelに行の高さを自動設定する情報が出力されますので、Excel側で計算が行われ行の高さが決まります。10Jのエクスポートでは製品側でも行の高さを計算しExcel出力しますが、11JのOpenXML形式(.xlsx)ではそのままの高さで出力されます。ただし、Excel側で再計算されるためExcel上での結果は同じになります。

一方で、インポート時にはExcel側で表示していた自動設定の高さはインポートされませんので、10Jの場合には出力時の計算された高さ、11Jの場合には出力時のそのままの高さがインポートされます。例えば、以下のようなサンプルコードの場合には10Jの場合には1行目はフォントの高さにあった状態でインポートされますが、11Jではインポート後に1行目の高さが100になります。なお、BIFF8形式(.xls)の動作に変更はありません。

private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
    fpSpread1.ActiveSheet.SetValue(0, 0, "abc");
    fpSpread1.ActiveSheet.Rows[0].Height = 100;
}

 
private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
    fpSpread1.SaveExcel("D:\\Book2.xlsx", FarPoint.Excel.ExcelSaveFlags.UseOOXMLFormat | FarPoint.Excel.ExcelSaveFlags.AutoRowHeight);
    fpSpread1.OpenExcel("D:\\Book2.xlsx");
}                        

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