GrapeCity SPREAD for Windows Forms 12.0J 移行ガイド
製品における相違点

ここでは、それぞれの動作と操作について、SPREAD COMとSPREAD for Windows Formsとの全般的な相違点について説明します。

SPREAD for Windows Formsの該当機能については、「開発者ガイド」を参照してください。

行と列インデックス

SPREAD COMでは、行と列のインデックスは1から始まり、開始インデックスは1となります。 SPREAD for Windows Formsでは、行と列のインデックスは0から始まり、開始インデックスは0となります。SPREAD COMでは、インデックスが0の列はヘッダ列を、インデックスが0の行はヘッダ行を表します。 SPREAD for Windows Formsでは、インデックスが0の列は最初のデータ列、インデックスが0の行は最初のデータ行です。 データ領域は、ヘッダ、およびシートコーナーとは異なる個別のオブジェクトです。

セルのプロパティ

SPREAD COMでは、セルプロパティの対象はRow、Col、Row2、Col2、およびBlockModeプロパティを使用して指定します。 SPREAD for Windows Formsでは、Cellsプロパティを使用して指定します。

セル型のプロパティ

SPREAD COMでは、CellTypeEditおよびCellTypeTextは個別のメンバです。 SPREAD for Windows Formsでは、1つのTextCellTypeを使用します。 SPREAD COMでは、セル型プロパティの割り当てにはCellTypeおよびTypeXxxプロパティを使用します。 SPREAD for Windows Formsでは、セル型を割り当てるためにはまずCellTypeオブジェクトをセットアップして、このオブジェクトをCellTypeプロパティに割り当てます。

セル型の変換の詳細については、「セル型のインポート」を参照してください。

参照スタイル

SPREAD COMはデフォルトの参照スタイルをサポートしますが、SPREAD for Windows Formsにはこのようなスタイルは存在しません。 SPREAD COMでは、デフォルト、「A1」、および「R1C1」の3つの参照スタイルがサポートされます。 SPREAD for Windows Formsでサポートされるのは、「A1」および「R1C1」の2つだけです。 デフォルトスタイルは、旧SPREAD製品独自のスタイルであり、「#」記号によって同一の行または同一の列を表します。 「A1」スタイルはMicrosoft Excelのスタイルであり、「$」記号によって絶対参照を表します。同じく、「R1C1」スタイルもMicrosoft Excelのスタイルであり、[ ]記号によって相対参照を表します。

参照

 

 


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