SPREAD COM と SPREAD for Windows Forms では、使用可能な数式の演算子と関数が一部異なります。SPREAD COM ではブール値に0または1を使用しますが、SPREAD for Windows Forms では True または False を使用します。また、SPREAD for Windows Forms には SPREAD COM よりも多数の関数が組み込まれています。次の表は、その他の違いと、SPREAD for Windows Forms に SPREAD COM ファイルをインポートしたときに各相違点がどのように処理されるかを示します。
演算子または関数 |
違い |
インポート処理方法 |
比較演算子(=、<>、<、<=、>、>=) |
SPREAD for Windows Forms では大文字と小文字が区別されません。 たとえば "ABC"="abc" という比較式の場合、SPREAD COM では False が返されますが、SPREAD for Windows Forms では True が返されます。 |
数式は変更されませんが、評価結果が異なります。この変更が反映されるようにプロジェクトを更新してください。 |
PMT |
PMT 関数の書式は、SPREAD for Windows Forms では PMT(rate,nper,pval,fval,end) となり、SPREAD COM では PMT(Amount, Interest, Terms, TermsPerYear) となります。 |
SPREAD COM の数式は更新されません。SPREAD for Windows Forms の書式に適合するように、各引数を正しい値に手動で修正する必要があります。 |
日付時刻関数 |
SPREAD for Windows Forms では、連続値やその他の日付時刻値ではなく、DateTime または TimeSpan オブジェクトが返されます。 |
こうした数式の計算値を返すセルは、SPREAD for Windows Forms の関数が返す DateTime または TimeSpan オブジェクトを正確に表示および書式設定できるように、適切なセル型に変更する必要があります。 |
URL |
SPREAD for Windows Forms にはハイパーリンク型セルがあります。 |
この関数はインポートされません。 |
参照