GrapeCity SPREAD for Windows Forms 12.0J サンプルコード集
シェイプの操作(移動、回転など)を禁止する

デフォルトでは実行時のマウス操作によって任意のシェイプオブジェクトに対して移動や回転を行うこともできますが、あらかじめこれらを禁止しておくことでユーザーによる操作を制御することができます。

【実行例】 回転可能シェイプ

回転可能シェイプ

【実行例】 回転不可シェイプ(回転ハンドルは非表示)

回転不可シェイプ

  • シート上に複数のシェイプオブジェクトが存在する場合でも、選択可能なオブジェクトは常に一つだけとなります。(複数同時選択不可)
  • 任意のシェイプが選択されている(フォーカスが設定されている)状態でのコピー(Ctrl+C)を行った場合、フォーカスがセルに移動してしまうとシェイプオブジェクトのペースト(Ctrl+V)は実行されません。よって、シェイプオブジェクトのコピー&ペースト時には対象シェイプを選択したままの状態にしておく必要があります。

    <コピー&ペーストの手順>

    シェイプのコピ&ペースト

  • シェイプオブジェクトを処理する各関数(AddShapeメソッド:追加、GetShapeメソッド:取得、ClearShapesメソッド:全消去、RemoveShapeメソッド:削除)は SheetViewクラスメンバのみサポートしていますので、実装時には当クラスメンバを利用してください。 FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.SpreadShapesContainerクラス(内部使用クラス)からも同等の機能が提供されていますが、当クラスメンバであるこれらの各メソッドは内部使用を目的としているため、動作についてはサポートしていません。

 private void Form1_Load(object sender, System.EventArgs e)
 {

   //Textシェイプを追加します
   FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.TextShape text = new FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.TextShape();
   text.Text = "SPREAD for .NET";
   text.BackColor = Color.LightBlue;
   text.Font = new Font("Arial", 9, FontStyle.Italic);
   text.SetBounds(10, 50, 320, 60);

   //回転および移動を禁止します
   text.CanRotate = false;
   text.CanMove = FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.Moving.None;

   fpSpread1.ActiveSheet.AddShape(text);

 }
 Private Sub Form1_Load(ByVal sender As Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles MyBase.Load

   'Textシェイプを追加します
   Dim text As New FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.TextShape
   text.Text = "SPREAD for .NET"
   text.BackColor = Color.LightBlue
   text.Font = New Font("Arial", 9, FontStyle.Italic)
   text.SetBounds(10, 50, 320, 60)

   '回転および移動を禁止します
   text.CanRotate = False
   text.CanMove = FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.Moving.None

   FpSpread1.ActiveSheet.AddShape(text)

 End Sub

 

 


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