和暦表示における年号を独自に定義できます。独自の年号定義は、アプリケーション構成ファイル(App.Config)に記述します。
アプリケーション構成ファイルの作成
アプリケーション構成ファイルは次の手順で作成します。
- Visual Studio で対象となるプロジェクトを開きます。
- [プロジェクト]メニューから[新しい項目の追加]を選択します。
- [新しい項目の追加]ダイアログが表示されるので、テンプレートの中から[アプリケーション構成ファイル]を選択し[追加]ボタンをクリックします。
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プロジェクトをビルドすると、アプリケーション構成ファイルのコピーが、アプリケーション名に拡張子 .config を付けた名前でプロジェクトの bin フォルダーに配置されます。例えば myApp.exe という名前のアプリケーションがある場合、構成ファイルは myApp.exe.config という名前で bin フォルダーにコピーされます。 このファイルをアプリケーションと一緒に配布してください。 |
アプリケーション構成ファイルへの記述内容
年号定義は、次の要素で構成されています。
要素 |
説明 |
<configuration> |
アプリケーション構成ファイルのルート要素です。 |
<configSections> |
構成セクションと名前空間の宣言を指定します。 |
<section> |
構成セクションの宣言を指定します。 |
<GrapeCityEra> |
1つ以上の <add> 要素が含まれます。 |
<add> |
年号の開始日、名称およびショートカットを指定します。指定する属性は次のとおりです。
属性 |
説明 |
key |
年号の開始日を表す値を設定します。(例)"1868 09 08" |
value |
年号の正式名称、頭文字を表す漢字、頭文字を表すローマ字、年号をキーワードで入力するためのショートカット(数字、アルファベットの2つをカンマ "," で区切った値)をアンダースコア("_")で区切って設定します。(例)"明治_明_M_1,M" | |
アプリケーションの構成ファイルの記述例について、次のサンプルコードを参照してください。
xml |
コードのコピー |
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<configuration>
<configSections>
<section name="GrapeCityEra" type="System.Configuration.NameValueSectionHandler"/>
</configSections>
<GrapeCityEra>
<add key="1868 09 08" value="明治_明_M_1,M"/>
<add key="1912 07 30" value="大正_大_T_2,T"/>
<add key="1926 12 25" value="昭和_昭_S_3,S"/>
<add key="1989 01 08" value="平成_平_H_4,H"/>
<add key="2019 05 01" value="令和_令_R_5,R"/>
</GrapeCityEra>
</configuration> |
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メモ:<configSections>要素は、<configuration>要素の最初に記載する必要があります。 |
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