GrapeCity SPREAD for WPF 2.0J > 開発者ガイド > スクロール > 遅延スクロール |
既定では、ユーザーがスクロール ボックスをドラッグすると、スクロール ボックスの動きに追従して一覧がスクロールします。遅延スクロールを有効にすると、スクロール ボックスのドラッグ中は表示を更新せず、スクロール ボックスを離してから一覧の該当する領域を表示します。スクロール中に表示を更新しないため、スクロールの処理速度が向上します。
遅延スクロールを有効にするには、コントロールの IsDeferredScrollingEnabled プロパティを設定します。
遅延スクロールはスクロール中に表示を更新しないため、ユーザーはスクロール ボックスを離すまで正確なスクロール位置を確認できません。ドラッグ中に、スクロール チップで先頭の行および列ヘッダのテキストを表示し、ユーザーに正確なスクロール位置を示すことができます。詳しくは「スクロール チップ」を参照してください。 |