SpreadEditCommands クラスの Undo プロパティと Redo プロパティにより、アンドゥ／リドゥをコマンドとして実行することが可能です。これにより、ユーザーがコントロールで実行したさまざまなアクションを元に戻すことができます。
また、アンドゥ／リドゥはそれぞれ以下のキーに割り当てられています。
- [Ctrl] + [Z]（アンドゥ）
- [Ctrl] + [Y]（リドゥ）
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AutoSortFilter プロパティが true の場合は、CanUserUndoRedo プロパティの設定にかかわらず、アンドゥ／リドゥは無効になります。 AutoSortFilter プロパティのデフォルトは true です。 |
アンドゥ／リドゥが可能な操作
以下の操作について、アンドゥ／リドゥで元に戻すことができます。
- セル値の変更
- 数式の変更
- カット & ペースト操作
- Deleteキーによるセル範囲／行／列の内容の削除
- ドラッグフィル操作によるデータ入力
- ドラッグ操作によるセル範囲／行／列の移動
- ユーザー操作によるソート／フィルタリング処理
- 行／列のリサイズ処理
- ユーザーのキーボード操作やマウス操作によって行われた変更内容のみがアンドゥ／リドゥの対象となります。
- コードの実行によって変更された内容はアンドゥ／リドゥの対象外です。
ただし、以下のコマンドによる変更はアンドゥ／リドゥが可能です。 - ColumnDragModeプロパティ、RowDragModeプロパティを「Direct」または「SelectThenDrag」に設定して、行列ヘッダのドラッグ操作によって行われた行列の入れ替え操作はアンドゥ／リドゥの対象外です。
- SpreadBand.MergePolicyプロパティの設定によって自動的に実行されたセルのマージ処理はアンドゥ／リドゥできません。
アンドゥ／リドゥの上限
アンドゥ／リドゥ回数の上限は、UndoRedoLimit プロパティで設定します。デフォルトは 100です。
UndoRedoLimit プロパティを 0に設定すると、アンドゥ／リドゥは無効になります。また、-1に設定すると上限回数は無制限となりますが、この設定での使用は推奨しません。
CanUserUndoRedo プロパティを false に設定した場合は、UndoRedoLimitの設定にかかわらず、アンドゥ／リドゥは無効になります。
アンドゥ／リドゥのクリア
以下の場合、アンドゥ／リドゥのスタックはクリアされます。
- ClearUndoRedoメソッドを実行した場合
- 新たなドキュメントを開いた場合
- ItemsSourceプロパティを設定した場合
- コードによって行または列の追加や削除を行った場合
- コードによって行または列を移動した場合
- 行列ヘッダのドラッグ操作によって行または列を移動した場合
- UndoRedoLimitプロパティを設定した場合
- AutoSortFilterプロパティを設定した場合
- CanUserUndoRedoプロパティを設定した場合
- Cell.RowSpanプロパティを設定した場合
- Cell.ColumnSpanプロパティを設定した場合
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