GrapeCity SPREAD for WPF 2.0J > Excel 形式ファイルのインポート/エクスポート > Excel 形式ファイルへのエクスポート > セル型の設定のエクスポート |
SPREADには、セル書式を設定するための多数のセル型が組み込まれていますが、Excelでもいくつかのセル書式が用意されています。 Excelでは、セルに書式文字列を適用することで、セルレベルでのデータの書式設定を行います。SPREADのセル型とExcelのセル書式は、単純に1対1で対応付けることはできません。 SPREADのセルをExcel形式ファイルにエクスポートすると、SPREADではセル型の各プロパティに基づき、Excelの書式に似せた書式文字列が作成されます。 この書式文字列は、Excelの内部数値書式と比較されます。書式が一致した場合は、この書式はExcelの内部数値書式テーブルのインデックスとしてエクスポートされます。 一致する書式が存在しない書式文字列は、カスタム書式としてエクスポートされます。
次の表は、SPREADをExcel形式ファイルにエクスポートする場合にサポートされる書式と、適用される制限事項を示します。
SPREADのセル型 | Excel の設定と説明 |
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GeneralCellType |
1. GcSpreadGridでは、標準型セルの書式文字列は「[$-411]ggg ee MM/dd」に設定されています。 2. 「2012/1/1」を入力すると、GcSpreadGridでは「平成 24 01/01」が表示されます。 3. Excelへエクスポートします。 4. Excelのセルでは「平成 24 01/01」が表示され、書式は「[$-411]ggg ee MM/dd」となります。
1. GcSpreadGridでは、標準型セルの書式文字列は「$#,##0.00_);[Red]($#,##0.00)」となります。 2. 「-123.45」を入力すると、GcSpreadGridでは赤色で「($123.45)」が表示されます。 3. Excelへエクスポートします。 4. Excelのセルでは「($123.45)」は赤色で表示され、書式は「$#,##0.00_);[Red]($#,##0.00)」となります。
1. GcSpreadGridでは、標準型セルのデフォルト書式文字列は「General」です。 2.「2012/1/1」を入力すると、標準型セルでは「2012/01/01」が表示されます。 3. Excelへエクスポートします。 4. Excelのセルでは「2012/01/01」が表示され、書式は「yyyy/dd/mm」となります。
1. GcSpreadGridでは、標準型セルのデフォルト書式文字列は「General」です。 2.「12.34」を入力すると、標準型セルでは「12.34」が表示されます。 3. Excelへエクスポートします。 4. Excelのセルでは「12.34」が表示され、書式は「General」となります。 |
ButtonCellType |
セルの値はエクスポートされます。エクスポート処理は以下のとおりです。
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CheckBoxCellType |
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RadioCellType |
選択された項目はエクスポートされます。エクスポート処理は以下のとおりです。
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ImageCellType | 何もエクスポートされません。 |
TextCellType | セルの値はExcelにエクスポートされ、書式は「Text」となります。 |
DateTimeCellType |
DateTimeCellTypeのDisplayFieldをExcelの書式に変換します。DisplayFieldsはNullの場合は、GcSpreadGridはFieldsを使用します。
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ComboBoxCellType |
セルの値はエクスポートされます。エクスポート処理は以下のとおりです。
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MaskCellType |
セルのテキストはエクスポートされます。エクスポート処理は以下のとおりです。
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NumberCellType |
1. NumberCellTypeのDisplayFieldを「#########,,,-」に設定します。 2.「23.44」を入力すると、NumberCellでは「23」が表示されます。 3. Excelへエクスポートします。 4. Excelでは「23」が表示され、書式は「#,###;[Red]"-"#,###」となります。 |
DataTemplateCellType |
セルの値はエクスポートされます。エクスポート処理は以下のとおりです。
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