GrapeCity SPREAD for WPF 3.0J 関数リファレンス
COVARIANCE.P
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母集団の共分散を返します。これは、数値から成る2つのデータセットにおいて、対になる各データ点間の偏差の積を平均した値です。

書式

COVARIANCE.P(array1,array2)

引数

引数として指定する2つのデータ配列は、次の条件を満たす必要があります。

解説

共分散は、2つのデータセット間の関係を分析するために使用します。たとえば、ある母集団において、教育水準が高い人ほど高い収入を得ているのかどうかを調べることができます。

共分散は次の数式を使用して計算されます。nおよびyは標本平均であり、それぞれAVERAGE(array1)、AVERAGE(array2)として算出されます。nは標本数を表します。

COVARIANCE.Pの数式

データ型

両引数に対して数値配列を受け取り、数値データを返します。

サンプル

COVARIANCE.P(J2:J5,L2:L5)

COVARIANCE.P(R2C12:R15C12,R2C14:R15C14)

COVARIANCE.P({7,5,6},{7,4,4}) 結果: 1

COVARIANCE.P({5,10,15,20,25},{4,8,16,32,64}) 結果: 144

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