GrapeCity SPREAD for WPF 3.0J 関数リファレンス
EXPON.DIST
関数一覧 > D から G > EXPON.DIST

指数分布関数または確率密度関数の値を計算します。

書式

EXPON.DIST(value,lambda,cumulative)

引数

有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
value 関数に代入する値。正の値または0を指定します。
lambda パラメータ値。0より大きい値を指定します。
cumulative 累積分布関数の値を返すかどうかを示す論理値。TRUEに設定すると累積分布関数、FALSEに設定すると確率密度関数が計算されます。

解説

この関数は、特定のイベントの発生間隔をモデル化するために使用します。たとえば、ATMで現金を引き出すのにかかる時間などのモデル化がこの例です。この関数を使用すると、たとえば、このATMプロセスが1分以内に終了する確率を算出できます。

累積分布関数は次のように計算されます。

xはvalue引数を、λはlambda引数を表します。

確率密度関数は次のように計算されます。


xはvalue引数を、λはlambda引数を表します。

データ型

cumulative引数に対しては論理値を、それ以外の引数に対しては数値データを受け取り、数値データを返します。

サンプル

EXPON.DIST(C12,10,TRUE)

EXPON.DIST(R12C3,8,FALSE)

EXPON.DIST(0.2,10,TRUE) 結果: 0.8646647167633873