GrapeCity SPREAD for WPF 3.0J 関数リファレンス
SINGLE
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本関数は、共通部分のロジックを使用して、単一の値、単一のセル範囲、またはエラーを返します。 共通部分のロジックには、共通部分と明示的共通部分の2つの種類があります。

共通部分のロジックは、値の配列から単一の値を選択すると同時に、セルが保持できる値を1つだけ数式が返すようにします。 共通部分は、ユーザーが単一の値を期待する関数に範囲引数を指定したい場合に使用でき、式は配列式(Ctrl + Shift + Enterを使用して入力した式)ではありません。この場合、数式セルの列または行と交差する範囲のセルの値が関数に使用されます。

動的配列が有効になっている場合、「共通部分」はサポートされず、ユーザーはSINGLE関数(または「@」演算子)を使用して「明示的共通部分」を指定して単一の値を返す必要があります。 これは、範囲引数を指定すると範囲が関数に渡され、結果が動的配列としてスピルされるため必要になります。

書式

SINGLE(value)

引数

value - (必須)共通部分を使用して評価する値を指定します。

データ型

値としてセル範囲を受け入ります。 単一の値やセル範囲、またはエラーを返します。

解説

ユーザーが指定した引数に範囲が含まれている場合、SINGLE関数は、数式セルの行または列の交点にあるセルを返します。 ただし、交差点がない場合、または交差点に複数のセルが含まれる場合、この関数は#VALUE!を返します。 また、ユーザーが指定した引数に配列が含まれる場合、SINGLE関数は最初の項目(行1、列1)を返します。

サンプル

たとえば、次の図に、セルA15に含まれる数式「=SINGLE(A15:E15)」が、セル範囲A15からE15の行と列の交差を評価することにより、セルC16に結果「C」を返します。

single-example