ここではSPREADのデータをExcel形式ファイルにエクスポートすると、SPREADの各設定がどのように処理されるかを示します。
次の表は、SPREADをExcel形式ファイルにエクスポートした場合に、GcSpreadGridの各設定がどのように処理されるかを示します。特に明記していないかぎり、これらのプロパティはGcSpreadGridクラスのメンバです。
| SPREADのプロパティ | Excelの設定と説明 |
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ActiveCell ActiveCellPosition ActiveColumn ActiveColumnIndex ActiveRow ActiveRowIndex |
SPREADの設定は無視されます。Excelでエクスポート後のアクティブセルの位置は常にセル(0,0)に設定されます。 |
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AlternatingRows |
SPREADのAlternatingRowsの設定はExcelの行に設定されます。 |
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AutoFitType CanUserAutoFitRows CanUserAutoFitColumns |
SPREADの設定が無視されます。Excelでは、ヘッダの右端または下端をダブルクリックして、列または行での自動調整(AutoFit)は常に許可されます。 |
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AutoSortFilter |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。 |
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CanUserResizeColumns CanUserResizeRows |
SPREADの設定は無視されます。Excelでは、行の高さまたは列の幅の調整は常に許可されます。 |
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CanCellOverflow CanEditOverflow |
SPREADの設定は無視されます。Excelでは、編集時または非編集時のオーバーフロー表示は常に許可されます。 |
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CanUserEditFormula |
SPREADの設定は無視されます。Excelでは、ユーザーの数式入力は常に許可されます。 |
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CanUserDragCell |
SPREADの設定は無視されます。Excelでは、セルまたはセル範囲をドラッグする機能は常に許可されます。 |
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CanUserCutCopyPaste |
Excelでは、この設定はシステム レジストリから読み込まれます。ヘッダはクリップボード処理の対象外となります。 |
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CanUserFilterColumns |
SPREADの設定は無視されます。Excelのフィルタ機能は使用されます。 |
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CanUserSortColumns |
SPREADの設定は無視されます。Excelのソート機能は使用されます。 |
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CanUserUndoRedo |
SPREADの設定は無視されます。Excelでは、アンドゥ/リドゥ機能は常に有効です。 |
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ClipboardOptions |
ヘッダはクリップボード処理の対象外となります。 |
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ClipboardCopyOptions ClipboardPasteOptions |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。 |
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CanUserDragFill |
SPREADの設定は無視されます。Excelでは、セルまたはセル範囲をフィルする機能は常に許可されています。 |
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ColumnDragMode RowDragMode |
SPREADの設定は無視されます。Excelでは、行または列をドラッグする機能は常に許可されています。 |
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DefaultColumnWidth |
SPREADからの設定は使用されます。 |
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DefaultRowHeight |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。 |
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DefaultHeaderColumnWidth |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。 |
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DefaultHeaderRowHeight |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。 |
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EditCaretPosition EditModePermanent ProcessNavigationKeys |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。 |
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FrozenRowCount FrozenColumnCount |
SPREADからの設定は使用されます。 |
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FrozenTrailingColumnCount FrozenTrailingRowCount |
SPREADの設定は無視されます。Excelではこの同等機能は存在しません。 |
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FilterIgnoreFrozenRows SortIgnoreFrozenRows |
SPREADの設定は無視されます。Excelでは先頭1行が固定されている場合にフィルタおよびソートの対象外となります。 |
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FrozenLine |
SPREADの設定は無視されます。Excelではこの同等機能は存在しません。 |
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Focusable |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。 |
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LayoutMode |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。 |
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NewRowPosition NewRowStyle NewRowStyleName CanUserAddRows |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。Excelでは、行数は固定されています。 |
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Protected |
SPREADからの設定は使用されます。 |
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PrintSettings |
「印刷設定のエクスポート」を参照してください。 |
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RowCount ColumnCount |
SPREADの設定は無視されます。Excelでは、列数と行数は固定されています。 |
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ReferenceStyle |
SPREADからの設定は使用されます。 |
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ShowResizeTip |
SPREADの設定は無視されます。Excelでは、リサイズときに常にチップが表示されます。 |
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ActiveCellBackground ActiveCellBackgroundUnfocused ActiveCellForeground ActiveCellForegroundUnfocused HeaderSelectionOptions OperationMode SelectionBackground SelctionBackgroundOpacity SelectionBackgroundUnfocused SelectionBorder SelectionBorderUnfocused SelectionForeground SelectionForegroundUnfocused SelectionPolicy SelectionUnit ShowHeaderHighlightBorder |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。 |
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HorizontalScrollBarVisibility HorizontalScrollMode IsDeferredScrollingEnabled ShowScrollTip VerticalScrollBarVisibility VerticalScrollMode |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。 |
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PanningMode BoundaryFeedbackMode |
SPREADの設定は無視されます。タッチ操作をカスタマイズするSPREAD固有のプロパティです。 |
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ShowRowSelector |
SPREADの設定は無視されます。これはSPREAD固有の設定です。 |
SPREAD for WPFでは、表形式でグループ化の新しいスタイルが備えています。Excelでエクスポートするデータのグループ化処理は以下のとおりです。