SPREAD for WPF 3.0J - GcSpreadSheet
ヘッダおよびフッタの設定
SPREAD for WPF 3.0J - GcSpreadSheet > 開発者ガイド > 印刷 > ヘッダおよびフッタの設定

ヘッダおよびフッタを使用して、ページの上部または下部に情報を表示できます。GcSpreadSheetでは、シートの各ページにヘッダおよびフッタを追加し、それに対して拡大縮小率または配置を指定できます。また、ワークシートの最初のページ、奇数ページ、偶数ページなどに対して異なるヘッダおよびフッタを適用することが可能です。

LeftHeader、CenterHeader、RightHeader、LeftFooter、CenterFooter、およびRightFooterなどのヘッダおよびフッタのプロパティには、以下のような、書式コードとVBAコードを指定することができます。

書式コード 説明
&L 文字列を左詰めに配置します。
&C 文字列を中央揃えに配置します。
&R 文字列を右詰めに配置します。
&E 文字列を二重下線付きで印刷します。
&X 上付き文字を印刷します。
&Y 下付き文字を印刷します。
&B 文字列を太字で印刷します。
&I 文字列を斜体で印刷します。
&U 文字列を下線付きで印刷します。
&S 文字列を取り消し線付きで印刷します。
&"font name" 指定したフォントで文字を印刷します。 フォント名は、必ず二重引用符("")で囲んでください。
&nn 指定したフォントサイズで文字を印刷します。 nnには、ポイント数を表す2桁の数値を指定します。
&color 文字を指定された色で印刷します。ユーザーが16進カラー値を指定します。
&"+" 現在のテーマの［見出し］フォントで文字を印刷します。フォント名は、必ず二重引用符("")で囲んでください。
&"-" 現在のテーマの［本文］フォントで文字を印刷します。フォント名は、必ず二重引用符("")で囲んでください。
&K xx.S nnn 現在のテーマの指定した色で文字を印刷します。
  • xxは、使用するテーマの色を指定する、1から12の2桁の数値です。
  • S nnnは、テーマの色の網掛け（濃淡）を指定します。網掛けの濃淡を明るくするには、Sを + と指定し、暗くするにはSを - と指定します。
  • nnnは、3桁の整数で、パーセンテージを0 〜 100で指定します。
テーマの色または網掛けを指定する値がこの制限を超える場合は、最も近い有効な値が使用されます。 
&D 現在の日付を印刷します。
&T 現在の時刻を印刷します。
&F ファイルの名前を印刷します。
&A シート見出し名を印刷します。
&P ページ番号を印刷します。
&P+number ページ番号に指定した <数値> を加えた値を印刷します。
&P-number ページ番号から指定した <数値> を引いた値を印刷します。
&& アンパサンド（&）を印刷します。
&N ファイルのすべてのページ数を印刷します。
&Z ファイルパスを印刷します。
&G イメージを挿入します。LeftImage、CenterImage、およびRightImageプロパティで画像ファイルを設定して、位置を表示します。アセンブリに含まれる画像ファイルをURIで参照する場合は、絶対パッケージのURIを使用します。

ヘッダおよびフッタにテキストまたはイメージの追加

必要に応じて、ヘッダおよびフッタにイメージやテキストを追加できます。イメージを追加するにはIPageSetUpインターフェイスのCenterHeaderPicture、CenterFooterPicture、LeftHeaderPicture、RightHeaderPicture、LeftFooterPicture、およびRightFooterPictureプロパティを使用します。また、テキストを追加するには、IPageSetUpインターフェイスのCenterHeader、CenterFooter、LeftHeader、RightHeader、LeftFooter、およびRightFooterプロパティを使用します。

以下のコードは、ページのヘッダおよびフッタにテキストとイメージを追加します。

コードのコピー 
   for (int i = 0; i < GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets.Count - 1; i++)
{
    // 左側のフッタに日時を印刷するように設定します。
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[i].PageSetup.LeftFooter = "日時の印刷: &D(&T)";
    // CenterHeaderPictureにロゴを設定します。
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[i].PageSetup.CenterHeaderPicture.Filename = @"Images/GrapecityLogo.png";
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[i].PageSetup.CenterHeader = "&G";
    // RightHeaderにページ番号を設定します。
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[i].PageSetup.RightHeader = "&B &P / &N page";
}
コードのコピー 
For i As Integer = 0 To GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets.Count - 1 - 1
    ' 左側のフッタに日時を印刷するように設定します。
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(i).PageSetup.LeftFooter = "日時の印刷: &D(&T)"
    ' CenterHeaderPictureにロゴを設定します。
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(i).PageSetup.CenterHeaderPicture.Filename = "Images/GrapecityLogo.png"
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(i).PageSetup.CenterHeader = "&G"
    ' RightHeaderにページ番号を設定します。
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(i).PageSetup.RightHeader = "&B &P / &N page"
Next

ヘッダおよびフッタの拡大縮小率または配置の設定

ヘッダおよびフッタでワークシートと同じ拡大縮小率および配置を使用するかどうかを指定できます。IPageSetUpインターフェイスのScaleWithDocHeaderFooterおよびAlignMarginsHeaderFooterプロパティを使用して、ページのヘッダおよびフッタの拡大縮小率または配置を設定できます。

以下のコードは、ページのヘッダとフッタの拡大縮小率および配置を設定します。

コードのコピー 
// ページのヘッダおよびフッタの拡大縮小率または配置を設定します。
GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[0].PageSetup.AlignMarginsHeaderFooter = false;
GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[0].PageSetup.ScaleWithDocHeaderFooter = false;
コードのコピー 
' ページのヘッダおよびフッタの拡大縮小率または配置を設定します。
GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(0).PageSetup.AlignMarginsHeaderFooter = False
GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(0).PageSetup.ScaleWithDocHeaderFooter = False

奇数ページと偶数ページでヘッダおよびフッタの設定

奇数ページと偶数ページに対して異なるヘッダおよびフッタを適用することができます。IPageSetUpインターフェイスのOddAndEvenPagesHeaderFooterプロパティをtrueに設定することで、偶数ページのヘッダおよびフッタを設定できます。

以下のコードは、奇数ページと偶数ページで異なるヘッダおよびフッタを設定します。

コードのコピー 
   for (int i = 0; i < GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets.Count - 1; i++)
{
    // 偶数ページのヘッダおよびフッタを設定します。
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[i].PageSetup.OddAndEvenPagesHeaderFooter = true;
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[i].PageSetup.EvenPage.CenterHeader = "偶数ページ";
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[i].PageSetup.EvenPage.RightFooter = "&B &P / &N page";
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[i].PageSetup.RightFooter = "&B &P / &N page";
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[i].PageSetup.CenterHeader = "Odd Page";
}
コードのコピー 
' 偶数ページのヘッダおよびフッタを設定します。
For i As Integer = 0 To GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets.Count - 1 - 1
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(i).PageSetup.OddAndEvenPagesHeaderFooter = True
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(i).PageSetup.EvenPage.CenterHeader = "偶数ページ"
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(i).PageSetup.EvenPage.RightFooter = "&B &P / &N page"
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(i).PageSetup.RightFooter = "&B &P / &N page"
    GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(i).PageSetup.CenterHeader = "Odd Page"
Next

最初のページでヘッダおよびフッタの設定

IPageSetUpインターフェイスのDifferentFirstPageHeaderFooterプロパティを使用して、最初のページに異なるヘッダおよびフッタを指定できます。このプロパティをtrueに設定すると、最初のページのヘッダおよびフッタを設定できます。

次のコードは、最初のページに異なるヘッダおよびフッタを指定します。

コードのコピー 
// 最初のページのヘッダおよびフッタを設定します。                  
GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[0].PageSetup.DifferentFirstPageHeaderFooter = true;
GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[0].PageSetup.FirstPage.RightHeader = "日時の印刷: &D(&T)";
GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets[0].PageSetup.FirstPage.RightFooter = "&B &D (&T)";
コードのコピー 
' 最初のページのヘッダおよびフッタを設定します。       
GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(0).PageSetup.DifferentFirstPageHeaderFooter = True
GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(0).PageSetup.FirstPage.RightHeader = "日時の印刷: &D(&T)"
GcSpreadSheet.Workbook.Worksheets(0).PageSetup.FirstPage.RightFooter = "&B &D (&T)"

 

 

Copyright © 2012 GrapeCity inc. All rights reserved.