Spread for WPFでは、Excelと同様にカスタムオブジェクトのデータ型を設定できます。
カスタムのデータ型により、ユーザーは関連するオブジェクトから重要なデータを容易に抽出できます。
Spreadでは、デフォルトで、データ型が無効に設定されていて、CalcFeatures列挙型を使用することで有効に設定できます。
次のサンプルコードは、ID、First Name、Last Name、 Designation、Department、Gender、AgeとYear of Joiningなどのフィールドを持つクラス「Employee」を示します。
リッチセル値を表すIRichValueインタフェースを使用してセルにデータ型を追加できます。リッチセル値を表すIRichValueインタフェースを使用してセルにデータ型を追加できます。Spread for WPFは、RichValue<T>という組み込みのクラスも提供します。このクラスは、任意の.NETオブジェクトにラップし、IRichValueインターフェイスを実装します。
ワークシートにデータ型を追加するには、IRangeインターフェイスのValueプロパティを使用することでセル値にクラスオブジェクトと、次の方法を使用することでセルに数式を設定し、クラスのプロパティにアクセスします。
B2.Property1
や
B2.[The Property 1]
や
FIELDVALUE(B2, “Property1”)
FIELDVALUE関数の詳細については、関数リファレンスの「FIELDVALUE」トピックを参照してください。
次の画像は、カスタムオブジェクトの値はセルB2に設定し、その数式はB3からB8までのセルに設定する方法を示します。
次のサンプルコードは、カスタムオブジェクトのデータ型を作成し、使用可能な構文でそのプロパティにアクセスする方法を示します。