ユーザーがセルに入力した値はセル型により処理され、セルの値および表示内容が決まります。 IRangeインタフェースのValueプロパティがセル値と、Textプロパティが表示内容を表します。
各セル型でユーザーがセルに入力できる値、セルのValueおよびTextプロパティの値は次のとおりです。
セル型 | ユーザーの入力 | セル値 | テキスト値 |
---|---|---|---|
テキスト型セル | テキストの書式設定に基づいて入力できます。(例: ABC、abcなど) | セル値を文字列として表す (例:"ABC") |
値を表す文字列(例:"ABC") |
日付時刻型セル | 日付時刻の書式設定に基づいて入力できます。(例:2019/12/31) | セル値をDateTime型の値として表す | 書式設定された文字列(例:令和1年12月31日) |
数値型セル | 書式設定の通り入力できます。(例:1000) | セル値をDecimal型の値として表す | 書式設定された文字列(例:1000) |
コンボボックス型セル | 使用可能な項目のリストから1つの項目を選択できます。 |
項目がデータソースに連結されている場合、コンボボックス型セルのSelectedValuePathプロパティで指定されたフィールドの値 項目が非連結な場合、項目に表示された文字列。ValueTypeプロパティが設定されている場合、対応する設定が構成 |
項目がデータソースに連結されている場合、コンボボックス型セルのContentPathプロパティで指定されたフィールドの値。 項目が非連結な場合、 項目に表示された文字列。 |
ボタン型セル | ユーザーは入力不可 | コーディングやデータ結合によりセルに値が設定されている場合はその値 | ボタン型セルのContentプロパティに設定された値を文字列に変換した値。 |