GcSpreadSheet では、セルのデータ型に基づいてフィルタ (数値フィルタ、テキストフィルタ、日付フィルタ、色フィルタ、フォント色フィルタ、アイコンフィルタ) を適用できます。この機能により、指定されたフィルタ条件に基づいてワークシート内の関連データのみを表示し、不要なデータを非表示にします。
データに複数のフィルタを適用することができ、データセット全体を表示する必要がある場合はフィルタをクリアすることも可能です。フィルタリングを有効にすると、列ヘッダにフィルタボタンが表示されます。ユーザーがそのボタンをクリックし、フィルタダイアログ内の利用可能なオプションを使用できます。
列によるフィルター
大規模なワークシートを操作する際、列にフィルターを実行することでデータ分析を効率化できます。列フィルターを使用すると、特定の条件を定義し、指定した条件に合致する行のみを表示し、それ以外のデータを非表示にすることができます。
ワークシートで列フィルターを実行するには、IRange インターフェースの AutoFilter メソッドを使用します。さらに、AboveAverage、BelowAverage、Tomorrow、LastMonth、ThisYear、YearToDate など、DynamicFilterType 列挙型から値を指定してフィルター条件を設定することも可能です。
以下のGIFは、売上レポートで不要なデータを非表示にし、可読性と明瞭さを高めるためにフィルターを適用する様子を示しています。

以下のサンプルコードを使用して、ワークシートでフィルタリングを有効にできます。
複数列でのフィルター
データセット内の複数の列に対して複数のフィルター条件を実行することで、データを絞り込み、より分かりやすくすることができます。これらの条件すべて、または特定の組み合わせを満たす行のみが表示または選択され、その他の行は非表示または無視されます。
以下の画像は、売上データレポートの複数の列に複数のフィルター条件が実行されている例を示しています。

以下のサンプルコードを使用して、複数の列に複数のフィルター条件を実行できます。