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Table(テーブル)データ領域は、行と列で構成されています。デフォルトは、3行3列(合計9つのセルで構成)のテーブルで、各セルにテキストボックスが指定されています。行・列の追加・削除や、データのグループ化も可能です。RDLレポートでは、テーブルのセルに他のデータ領域を埋め込むことが可能です。
また、Tableデータ領域では、コンテキストメニューの[行の高さを揃える]オプション、[列の幅を揃える]オプションを使用して、複数の行の高さや列の幅を揃えるよう設定することも可能です。複数の行や列を選択するには、Ctrlキーを押しながら対象の行あるいは列をクリックするか、対象の行あるいは列をマウスで選択してドラッグします。
データを追加する
レポート上にテーブルを配置すると、セルにデータを追加することができるようになります。また、他のデータ領域と同様に、フィールドをドラッグしてテーブルのセル上に配置することができます。デフォルトで各セルにTextBoxコントロールが配置されていますが、任意のコントロールと置き換えて使用することができます。また、RDLレポートの場合、データ領域の追加も可能です。詳細行のセルにフィールドをドラッグする場合、ActiveReportsは自動的にテーブルヘッダにラベルを提供します。また、式を使用してテーブルのセル内のデータを操作することができます。詳細については、「式」を参照してください。
グループ化
テーブルに追加できる行には、グループヘッダ、グループフッタがあります。レポートで、たとえば「会社名」フィールドでグループ化したい場合、グループを追加して[グループ化の条件]フィールドにデータセットから「会社名」を選択します。
詳細部分にもグループ化のデータを追加することができ、テーブルのどのグループにも複数行を追加することができます。さらに、フッタ行には集計の関数を使用してデータを集計することができます。詳細については、「データ領域でのグループ化」を参照してください。
外観
Tableデータ領域のプロパティは、プロパティ設定ダイアログで指定することができます。このダイアログを表示するには、レポート上のTableデータ領域を選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウ内にある[プロパティ設定ダイアログ]のリンクをクリックします。表示される[Table]ダイアログが、Tableデータ領域のプロパティ設定ダイアログにあたります。
[Table]ダイアログでは、以下の各ページを使用してTableデータ領域のプロパティを設定することができます。
メモ: プロパティの多くに用意されている<式...>オプションをクリックすると、[式エディタ]ダイアログが表示されます。このダイアログでは、値を判定する式を作成することができます。 |
[全般]
[名前]: まだレポートに使用されていない一意のTableの名前を入力します。この名前はコード内で呼び出すことができます。
[ツールヒント]: 実行時にユーザーがテーブル上でポインタをホバーさせた際に表示させたい値、または式を入力します。
[データセット名]: テーブルと関連付けるデータセットを選択します。コンボボックスはレポートのデータセットコレクションにあるすべてのデータセットを表示します。
[データ領域毎にページ番号を設定]: データ領域毎にページ番号を出力するかどうかを設定します。
[ヘッダ/フッタ]: 以下の任意オプションを選択します。
[表示]
[レポートの初期実行時]
[次のレポートアイテムでの表示の切り替えを可能にする]: コントロールに別のレポートに隣接する切り替え表示を表すには、このチェックボックスをオンにします。その下のドロップダウンが有効になり、テーブルの表示を切り替えするためのTextBoxコントロールを指定します。
[ナビゲーション]
[見出しマップラベル]: 目次(見出しマップ)でこのアイテムを表すためのラベルとして使用する式を入力します。
[ブックマークID]: このテーブルのロケータとして使用する式を入力します。次に、[ブックマークに移動]アクションを使用して、別のレポートコントロールからこの項目にブックマークリンクを提供することが可能となります。
[並べ替え]
[追加](+)ボタンをクリックして並べ替えの新しい式を入力します。[削除](X)ボタンを使用して削除します。
表示される[式]ボックスに、詳細行データの並べ替えに使用する式を入力します。グループ化に使用するデータの並び替えは、グループの並べ替えで設定します。また、[方向]オプションでソート式の方法を「昇順」または「降順」に設定します。
[グループ]
ダイアログで用意されている[削除](X)ボタンでグループの削除、矢印ボタンを使用してグループの順番の変更を行います。ページの「追加](+)ボタンをクリックして新しいグループをリストに追加し、以下のタブを使用してグループに関する詳細設定を行います。
[全般]
「名前]: まだレポートに使用されていない一意のTableの名前を入力します。このプロパティを設定するには、[グループ化の条件]の[式]を設定する必要があります。
[グループ化の条件]: データをグループ化するために使用する式を入力します。
[見出しマップラベル]: 目次(見出しマップ)でこのアイテムを表すためのラベルとして使用する式を入力します。
[親グループ]: 再帰階層の場合使用します。親グループとして使用する式を入力します。
[フィルタ]
コレクションに新しいフィルタを追加するには、次の値のうち、3つを設定する必要があります。
式: フィルタリングに使用する式を入力します。
演算子: フィルタリングの方法を次の演算子から選択します。
値: 選択された演算子に基づいて左側の式と比較する値を入力します。Between演算子を選択した場合、2つの値ボックスが有効になります。In演算子を選択した場合、多くの値を入力することができます。
[並べ替え]
[追加](+)ボタンをクリックして並べ替えの新しい式を入力します。また、[削除](X)ボタンを使用して削除します。
表示する[式]ボックスで、グループの並べ替えに使用する式を入力します。また、[方向]オプションで「昇順」、「降順」のいずれかを設定します。
[表示]
[レポートの初期実行時]
[次のレポートアイテムでの表示の切り替えを可能にする]: 次のレポートアイテムに隣接する切り替え画像を表示するには、このチェックボックスをオンにします。ユーザーが切り替えアイテムをクリックしてバンドグループを表示または非表示できます。その下のドロップダウンが有効になり、グループの表示を切り替えするためにユーザーがレポートコントロールを選択できます。
[データ出力]
要素名: このグループのXML出力に使用する名前を入力します。
コレクション: このグループのすべてのインスタンスのコレクションのXML出力に使用する名前を入力します。
出力: [はい]、[いいえ]のいずれかを選択して、XML出力にこのグループを含めるかどうかを決定します。
[レイアウト]
[先頭で改ページする]: グループの前で改ページします。
[末尾で改ページする]: グループの後で改ページします。
[グループヘッダを含める]: グループヘッダを表示します(デフォルト)。
[グループフッタを含める]: グループフッタを表示します(デフォルト)。
[グループヘッダを繰り返す]: ページごとにグループヘッダを繰り返します。
[グループフッタを繰り返す]: ページごとにグループフッタを繰り返します。
[グループ毎にページ番号を設定]: データ領域毎にページ番号を出力するかどうかを設定します。
[グループフッタのみのページの出力を防止する]: 孤立したフッタが次のページに表示されないように、最後の詳細行とともにフッタを印刷します。
[詳細行のグループ化]
詳細行のグループ化は、詳細行内で同じ値を繰り返し表示したくない場合に便利です。詳細行のグループ化を設定すると、グループ化を設定した式の結果のうち、値が重複しない結果のみが表示されるようになります。たとえば、NorthwindデータベースのCustomersテーブルを使用して、国のリストを作成するとします。詳細行のグループ化を設定せずにこれを行うと、各国に存在する顧客の数だけ国の名前もリストに繰り返し表示されることになりますが、詳細行のグループ化に「=Fields!Country.Value」と設定すると、各国の名前は一度しか表示されません。
メモ: 詳細行のグループ化で設定した式が、データの行ごとに異なっている場合には、出力結果はグループ化しない場合とあまり変わりません。 |
[詳細行のグループ化]のページには、次のタブがあります。
[全般]
名前: まだレポートに使用されていない一意の名前を入力します。このプロパティを設定するには、[グループ化の条件]の[式]を設定する必要があります。
[グループ化の条件: データのグループ化に使用する式を入力します。
[見出しマップラベル]: 目次(見出しマップ)でこのアイテムを表すためのラベルとして使用する式を入力します。
[親グループ]: 再帰階層の場合使用します。親グループとして使用する式を入力します。
[フィルタ]
コレクションに新しいフィルタを追加するには、次の値のうち、3つを設定する必要があります。
式: フィルタリングに使用する式を入力します。
演算子: フィルタリングの方法を次の演算子から選択します。
値: 選択された演算子に基づいて左側の式と比較する値を入力します。Between演算子を選択した場合、2つの値ボックスが有効になります。In演算子を選択した場合、多くの値を入力することができます。
[表示]
[レポートの初期実行時]
[次のレポートアイテムでの表示の切り替えを可能にする]: 次のレポートアイテムに隣接する切り替え画像を表示するには、このチェックボックスをオンにします。ユーザーが切り替えアイテムをクリックしてバンドグループを表示または非表示にできます。その下のドロップダウンが有効になり、グループの表示を切り替えするためにユーザーがレポートコントロールを選択できます。
[データ出力]
要素名: このグループのXML出力に使用する名前を入力します。
コレクション: このグループのすべてのインスタンスのコレクションのXML出力に使用する名前を入力します。
出力: [はい]、[いいえ]のいずれかを選択して、XML出力にこのグループを含めるかどうかを決定します。
[レイアウト]
[先頭で改ページする]: グループの前で改ページします。
[末尾で改ページする]: グループの後で改ページします。
[グループ毎にページ番号を設定]: データ領域毎にページ番号を出力するかどうかを設定します。
[フィルタ]
[Table]ダイアログの[フィルタ]ページを使用してページレイアウトのフィルタコレクションを管理します。また、矢印ボタンと[削除](X)ボタンでフィルタの移動や削除を行います。コレクションに新しいフィルタを追加するには、次の3つの値を設定する必要があります。
式: フィルタリングに使用する式を入力します。
演算子: フィルタリングの方法を次の演算子から選択します。
値: 選択された演算子に基づいて左側の式と比較する値を入力します。Between演算子を選択した場合、2つの値ボックスが有効になります。In演算子を選択した場合、多くの値を入力することができます。
[データ出力]
要素名: このテーブルをXML出力に使用する場合の名前を入力します。
出力: [自動]、[はい]、[いいえ]のいずれかを選択して、XML出力にこのテーブルを含めるかどうかを決定します。[自動]を選択すると、リストの内容がエクスポートされます。
要素名の詳細: このテーブルのインスタンスのコレクションのXML出力に使用する名前を入力します。詳細行のグループ化を指定している場合は、この名前が無視されます。
コレクション名の詳細: 詳細グループのすべてのインスタンスのコレクションのデータ要素のXML出力で使用する名前を入力します。
データ要素の出力: [はい]、[いいえ]のいずれかを選択して、XML出力に詳細を含めるかどうかを決定します。