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ページレポート/RDLレポートでは、「複数の値を許可する」というオプションを選択することで、複数値を取るパラメータを追加することができます。複数値を取るパラメータでは、リストから複数のオプションを任意で選ぶか、「すべて選択」を選んですべてのオプションを選択することができます。
選択するオプションが多数にのぼる場合に「すべて選択」を選択すると、長大なSQLクエリが作成され、SQLコマンドを実行できないことがあります。そのような場合、["すべて選択"を選択したときの値]オプションで、複数値を取るように値を指定することができます。
以下の手順では、複数値を値に取るパラメータを作成し、リストにあるすべてのオプションを選択するために値を指定する方法について、順を追って説明します。ここでは、Visual Studioのプロジェクトにページレポート、またはRDLレポートのテンプレートを追加し、レポートがデータソースに接続されていることを前提としています。それぞれの詳細については「プロジェクトにレポートを追加する」、「データソースとの接続」を参照してください。
メモ: 以下の手順は、NorthWindデータベース(NWind.mdb)のProductsテーブルを使用しています。データの使用にはNorthWindデータベース(..\ActiveReportsNET12\Data\NWind.mdb)へのアクセス権限が必要です。 |
select distinct productName from Products
SELECT * FROM products where ProductName in (?) OR '1' in (?)
メモ: パラメータの「使用できる値([値を直接入力]または[クエリから値を取得])」には対象となるデータの一部の値のみが含まれている状態で、[すべて選択]チェックボックスを選択してレポートをプレビューした場合、パラメータ欄に表示されている値に該当するレコードだけではなくて、データベース内のすべてのレコードが表示されます。例えば、レポートデータソース内のパラメータの対象となるフィールドには4つの値が存在するのに対し、パラメータとして選択できる値は2つ([すべて選択]チェックボックスを含めると3つ)しか存在しないとします。この状態で[すべて選択]チェックボックスを選択して、レポートをプレビューした場合、パラメータとして選択できる2つの値に一致するレコードのみが表示されるのではなく、データベース内のすべてのレコードが表示されます。 |