GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
データ領域のセルの結合

Tableデータ領域、またはTablixデータ領域の列において、隣り合う複数のセルが同じ値を含み、かつ各セルのAutoMergeプロパティがTrueに設定されている場合、そのセルは結合されます。このプロパティを使用すると、Tableデータ領域の詳細行のセルや、Tablixデータ領域の行グループ以外のセルを簡単に結合することができます。デフォルトでは、AutoMergeプロパティはFalseに設定されています。

以下の手順では、Tableデータ領域とTablixデータ領域のセルに自動結合設定を追加する方法について、順を追って説明します。

ここでは、Visual Studioのプロジェクトにページレポート/RDLレポートのテンプレートを追加し、レポートをデータソースに接続し、データセットを追加していることを前提としています。それぞれの詳細については「プロジェクトにレポートを追加する」、「データソースとの接続」、「データセットの追加」を参照してください。

メモ: 以下の手順は、NorthWindデータベース(NWind.mdb)のOrdersテーブルを使用しています。データの使用にはNorthWindデータベース(..\ActiveReportsNET12\Data\Nwind.mdb)へのアクセス権限が必要です。

Tableデータ領域のセルを結合するには

  1. ツールボックスからTableデータ領域をドラッグしてレポートのデザイナ面にドロップします。
  2. 手順1で配置したTableを選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウへと移動し、BorderStyleプロパティを「Solid」に設定します。
  3. Tableで、次の各TextBoxを選択し、セルの右上隅に表示されるフィールド選択用アイコンをクリックして、次のようにフィールドを設定します。
    TextBox フィールドの値
    TextBox4 OrderID
    TextBox5 ShipName
    TextBox6 EmployeeID
  4. TextBox6を選択し、AutoMergeプロパティを「True」に設定します。
  5. ヘッダ行と詳細行のBorderStyleプロパティを「Solid」に設定して、セルが結合されたことを分かりやすくします。

Tablixデータ領域のセル(行グループ以外)を結合するには

  1. ツールボックスからTablixデータ領域をドラッグしてレポートのデザイナ面にドロップします。
  2. 手順1で配置したTablixを選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウへと移動し、BorderStyleプロパティを「Solid」に設定します。
  3. TextBox4を右クリックし、表示されるコンテキストメニューで[列の挿入]から[外側のグループ - 右]を選択します。
  4. Tablixで、次の各TextBoxを選択し、セルの右上隅に表示されるフィールド選択用アイコンをクリックして、次のようにフィールドを設定します。
    TextBox フィールドの値
    TextBox3 OrderID
    TextBox4 ShipName
    TextBox6 EmployeeID
  5. TextBox6を選択し、AutoMergeプロパティを「True」に設定します。
  6. 行グループを選択し、BorderStyleプロパティを「Solid」に設定して、セルが結合されたことを分かりやすくします。

 

 


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