Microsoft OleDbデータプロバイダは、[レポートデータソース]ダイアログ内の[接続]セクションで以下のオプションをサポートしています。
接続設定
- [OLE DBプロバイダ]: このフィールドのドロップダウンから任意のOLE DBプロバイダを選択します。
- [サーバー名またはファイル名を入力]: サーバー名、またはファイル名とその場所を入力します。
- [サーバーにログオンする]:[Windows NTの統合セキュリティを使用する]、[特定のユーザー名とパスワードを使用する]のどちらを使用するかを選択します。
接続文字列
OLeDbの接続文字列の例
provider=Microsoft.Jet.OLEDB.4.0;data source=c:\nwind.mdb;
拡張設定
OleDB型データの場合、[拡張設定]ページではMicrosoft Jet OLEDBプロバイダ固有の接続パラメータを設定します。
- [Jet OLEDB]: Compact Reclaimed Space Amount: データベースの圧縮により再利用が可能になる容量の概算(バイト単位)を示します。この値は、データベース接続の確立後に初めて有効になります。
- [Jet OLEDB]: Connection Control: ユーザーがデータベースに接続できるかどうかを示します。
- [Jet OLEDB]: Create System Database:新しいデータソースを作成する際に、システムデータベースを作成する必要があるかどうかを示します。
- [Jet OLEDB]: Database Locking Mode: このデータベースのロッキングモードを示します。最初にデータベースを開くユーザーが、データベースが開いている間使用されるモードを決定します。
- [Jet OLEDB]: Database Password: データベースのパスワードを示します。
- [Jet OLEDB]: Don't Copy Locale on Compact: データベースを圧縮する際、Jetでロケール情報をコピーする必要があるかどうかを示します。
- [Jet OLEDB]: Encrypt Database: 圧縮済みデータベースを暗号化する必要があるかどうかを示します。このプロパティを設定しなかった場合、圧縮済みデータベースは、元のデータベースも暗号化されていた場合は暗号化されます。
- [Jet OLEDB]: Engine Type: 現在のデータストアにアクセスするために使用されるストレージエンジンを示します。
- [Jet OLEDB]: Exclusive Async Delay: データベースが排他的に開かれているときに、Jetがディスクへの非同期書き込みを遅延できる時間の最大の長さ(ミリ秒単位)を示します。このプロパティは、[Jet OLEDB: Flush Transaction Timeout]が「0」に設定されていない限り無視されます。
- [Jet OLEDB]: Flush Transaction Timeout: 非同期書き込みのためキャッシュに保存されたデータが実際にディスクに書き込まれるまでに待機する時間の長さを示します。この設定は、[Jet OLEDB:Shared Async Delay]、および[Jet OLEDB:Exclusive Async Delay]の値を上書きします。
- [Jet OLEDB]: Global Bulk Transactions: SQLバルクトランザクションが処理されたかどうかを示します。
- [Jet OLEDB]:Global Partial Bulk Ops: データベースを開くために使用するパスワードを示します。
- [Jet OLEDB]: Implicit Commit Sync: 内部の暗黙的トランザクションで行われる変更が、同期モードと非同期モードのどちらで書き込まれるかを示します。
- [Jet OLEDB]: Lock Delay: 前回のロック取得が失敗した後、再試行までに待機するミリ秒数を示します。
- [Jet OLEDB]: Lock Retry: ロックされたページへのアクセス試行を繰り返す回数を示します。
- [Jet OLEDB]: Max Buffer Size: Jetでディスクへの変更のフラッシュを開始するまでに使用できるメモリの最大量(キロバイト単位)を示します。
- [Jet OLEDB]: MaxLocksPerFile: Jetでデータベースに配置できるロックの最大数を示します。デフォルト値は「9500」です。
- [Jet OLEDB]: New Database Password: このデータベースに設定される新しいパスワードを示します。古いパスワードは「Jet OLEDB: Database Password」に保存されます。
- [Jet OLEDB]: ODBC Command Time Out: JetからのリモートODBCクエリーがタイムアウトするまでのミリ秒数を示します。
- [Jet OLEDB]: Page Locks to Table Lock: トランザクション内で何枚のページがロックされたら、Jetでロックがテーブルロックに昇格されるかを示します。この値が「0」の場合、ロックの昇格は行われません。
- [Jet OLEDB]: Page Timeout: Jetのキャッシュがデータベースファイルで古くなっているかどうかをチェックするまでに待機するミリ秒数を示します。
- [Jet OLEDB]: Recycle Long-Valued Pages: BLOBページが開放された際、Jetで積極的にBLOBページの収集を試みる必要があるかどうかを示します。
- [Jet OLEDB]: Registry Path: Jetのデータベースエンジンの値を含むWindowsレジストリキーを示します。
- [Jet OLEDB]: Reset ISAM Stats: スキーマRecordset DBSCHEMA_JETOLEDB_ISAMSTATSが、パフォーマンス情報を返した後にパフォーマンスカウンタをリセットする必要があるかどうかを示します。
- [Jet OLEDB]: Shared Async Delay: データベースをマルチユーザーモードで開いている場合に、Jetがディスクへの非同期書き込みを遅延できる時間の最大値(ミリ秒単位)を示します。
- [Jet OLEDB]: System Database: ワークグループ情報ファイル(システムデータベース)のパスおよびファイル名を示します。
- [Jet OLEDB]: Transaction Commit Mode: トランザクションがコミットされた際、Jetのディスクへのデータ書き込みを同期的に行うか、非同期で行うかを示します。
- [Jet OLEDB]: User Commit Sync: トランザクションで行われる変更が、同期モードと非同期モードのどちらで書き込まれるかを示します。
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メモ: 各プロパティの説明は、プロパティを選択すると[プロパティ]ウィンドウの下部にも表示されます。説明文の全体が表示されない場合は、説明を表示しているボックスの上部を上方に拡張すると、表示することができます。 |