Microsoft SQL Client Data Providerは、[レポートデータソース]ダイアログ内で次のオプションをサポートしています。
接続設定
[接続設定]ページでは、以下のような接続時の固有プロパティを設定します。
- [サーバー名]: サーバー名を入力します。
- [サーバーにログオンする]: [Windows認証を使用]、[SQL Server認証]のいずれかを選択して、そのユーザー名とパスワードを入力します。このフィールドの下にある[パスワードを保存する]オプションも使用することができます。
- [データベースへの接続]: 接続するデータベースの名前を入力するか、またはデータベースファイルをアタッチします。
接続文字列
SQLの接続文字列の例
data source=in-data-sql\sql_2012;initial catalog=ADventurewORKS2012;user id=user1;password=password@123
拡張設定
SQL型データの場合、[拡張設定]ページでは以下のプロパティを設定します。
- [Application Name]: クライアントアプリケーション名を示します。
- [Auto Translate]: OEM/ANSI 文字が変換されるかどうかを示します。このプロパティは「True」または「False」に設定することができます。デフォルト値は「True」です。このプロパティを「True」に設定すると、SQLOLEDBではマルチバイト文字列がSQL Serverから取得されるかSQL Serverに送信された時に、OEM/ANSI文字が変換されます。
- [Current Language]: SQL Serverの言語名を示します。システムメッセージの選択、および書式設定に使用される言語を識別します。この言語はSQL Serverにインストールされている必要があり、そうではないと接続を開こうとしても失敗します。
- [Network Address]: Locationプロパティで指定されたSQL Serverのネットワークアドレスを示します。
- [Network Library]: SQL Serverとの通信に使用されるネットワークライブラリ(DLL)の名前を示します。この名前には、パスや.dllファイル名拡張子を含めることはできません。デフォルトではSQL Serverのクライアント構成で指定されます。
- [Packet Size]: ネットワークパケットサイズ(バイト単位)を示します。パケットサイズのプロパティ値は「512〜32767」である必要があります。デフォルトのSQLOLEDBのネットワークパケットサイズは「4096」です。
- [Trusted Connection]: ユーザー認証モードを示します。これは「Yes」または「No」に設定することができます。デフォルト値は「No」です。このプロパティを「Yes」に設定した場合、SQLOLEDBではMicrosoft Windows NTの認証モードを使用して、Location、およびDatasourceのプロパティ値で指定したSQL Serverデータベースへのユーザーアクセスの認証が行われます。このプロパティを「No」に設定すると、SQLOLEDBでは混合モードを使用してSQL Serverデータベースへのユーザーアクセスの認証が行われます。SQL Serverのログイン情報とパスワードは、User Id、およびPasswordの各プロパティで指定します。
- [Use Procedure for Prepare]: コマンドをPreparedプロパティで準備する際に、SQL Serverで一時ストアドプロシージャを作成するかどうかを決定します。
- [Workstation ID]: ワークステーションを識別する文字列です。