データ値の大きさに合わせて、テキストボックスの背景色を3色の間でグラデーション表示します。
最小値、最大値には、静的な値を設定するほかに、集計関数を使用することができます。たとえばMin関数やMax関数を使用することで、データに含まれる最小値や最大値を自動的に設定することができます。集計関数の詳細については、「共通の関数」を参照してください。
=ColorScale3(Value, Minimum, Middle, Maximum, StartColor, MiddleColor, EndColor)
上記の構文で記載したコードを、TextBoxコントロールのBackgroundColorプロパティにセットします。値の大きさに合わせて、最小値の色〜中間値の色〜最大値の色の間の色で背景色がグラデーション表示されます。
簡単な例
「0」〜「10」〜「20」の範囲内で、背景色をCrimson〜Yellow〜MidNightBlueの間の色で表示する簡単な例を示します。第1引数には「InStock」フィールドのデータを指定しています。
TextBox の BackgroundColorプロパティへ貼り付けます |
コードのコピー
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---|---|
=ColorScale3(Fields!InStock.Value, 0, 10, 20, "Crimson", "Yellow", "MidnightBlue") |
デフォルト動作
この関数は以下のケースのいずれかでTransparentを返します。この場合、背景色は変化しません。
引数を適切なデータ型に変換できない場合、代わりにデフォルト値が使用されます。
パラメータ | デフォルト値 |
---|---|
値 | 0 |
最小値 | 0 |
中間値 | 0 |
最大値 | 0 |
最小値の色 | Silver |
中間値の色 | Gainsboro |
最大値の色 | WhiteSmoke |
ダイアログ
レポート上でTextBoxコントロールを選択し、[プロパティ]ウィンドウ、または[プロパティ設定ダイアログ]でBackGroundColorをドロップダウンして、<データの可視化...>を選択してダイアログを開きます。データ可視化の式を作成するには、ダイアログで各オプションに適切な値を指定します。
注: [中間色を使用する]チェックボックスをオフにした場合、BackgroundColorプロパティで使用された式がカラースケール2に変換されます。詳細については、「カラースケール2」を参照してください。