レンジバーは、データをバーの形で表示します。バーの高さはコントロールの半分で、縦位置は中央に配置されます。データは「長さ」という引数で指定します。
最小値、最大値には、静的な値を設定するほかに、集計関数が使用できます。集計関数の詳細については、「共通の関数」トピックを参照してください。
=RangeBar(Minimum, Maximum, Color, Start, Length)
上記の構文で記載したコードを、TextBoxコントロールのBackgroundImage.Valueプロパティ、またはImageコントロールのValueプロパティにセットします。「長さ」パラメータの長さ(横幅)でバーが描画されます。
簡単な例
左端の値を0として、右方向に伸びるバーを描画する簡単な例を示します。第5引数には「GrossProfit」フィールドのデータを指定します。
TextBoxのBackgroundImageプロパティへ貼り付けます |
コードのコピー
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=RangeBar(0, 15000, "BlueViolet", 0, Fields!GrossProfit.Value)
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負の値を使用する例
Immediate If式を使用することにより、値の正負によってバーの色を指定できます。以下の例では、「InStock」フィールドの値が負の場合にCrimson、正の場合にBlueVioletで描画します。負の値は「開始値」の左側に、正の値は右側に描画されます。バーの長さがゼロの場合、ダイアモンドが描画されます。
TextBoxのBackgroundImageプロパティへ貼り付けます。 |
コードのコピー
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=RangeBar(-5, 20, IIf((Fields!InStock.Value - 5) < 0, "Crimson", "BlueViolet"), 0, Fields!InStock.Value - 5) |
デフォルト動作
RangeBar関数は以下のケースでnullを返します。この場合、バーは描画されません。
開始値は以下の場合に変更されます。
長さの値は以下の場合に変更されます。
引数を適切なデータ型に変換できない場合、代わりにデフォルト値が使用されます。
パラメータ | デフォルト値 |
---|---|
最小値 | 0 |
最大値 | 0 |
色 | Green |
開始値 | 0 |
長さ | 0 |
ダイアログ
レポート上でTextBoxコントロールを選択し、[プロパティ]ウィンドウ、または[プロパティ設定ダイアログ]で BackGroundImageのValueプロパティをドロップダウンして、<データの可視化...>を選択してダイアログを開きます。同じ動作は、Imageコントロールを選択してValueプロパティを選択することでも実現可能です。データ可視化用の式を作成するには、ダイアログで各オプションに適切な値を指定します。
[プログレスバーを表示する]をオンにした場合の設定は、「プログレスバー」を参照してください。