GrapeCity ActiveReports for .NET 16.0J
CSV Provider
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このトピックでは、ページレポートまたはRDLレポートをCSVデータソースに接続する方法について説明します。

レポートをCSVデータソースに接続する

  1. [レポートエクスプローラ]で、[データソース]ノードを右クリックして[データソースを追加する]を選択するか、[追加](+)ボタンをクリックして[データソース]を選択します。
  2. 表示される[レポートデータソース]ダイアログで、[全般]ページを選択し、データソースの名前を入力します(デフォルトでは「DataSource1」)。この名前は[データソース]ノードの子ノードとして[レポートエクスプローラ]に表示されます。
  3. [種類]フィールドで、「CSV Provider」を選択します。
  4. [接続文字列]タブで、[接続文字列]の横にある[作成]ボタンをクリックして、[CSVデータソースの設定]ウィザードを開きます。
    Configure CSV Data Source Wizard
  5. ファイルのパスを指定するために、[開く]ボタンをクリックして、<User folder>\ActiveReportsNET16\Samples\Samples\Dataへと移動し、MyOrders.csvファイルを選択します。
  6. [区切り文字列]フィールドで、ドロップダウンから「カンマ」を選択します。
  7. [プレビューから取得]ボタンをクリックして、[列]領域に列名(またはフィールド)とそれに対応するデータ型(デフォルトではString)を入力します。 
    詳細については、「CSVデータソースの設定プロパティ」を参照してください。
  8. [OK]ボタンをクリックして変更を保存し、ウィザードを閉じます。
    Configure CSV Data Source Wizard

    [接続文字列]タブには、次のように生成された接続文字列が表示されます。
       
    接続文字列
    コードのコピー
    Path=C:\\Program Files (x86)\\ActiveReportsNET16\\Samples\\Samples\\Data\\MyOrders.csv;Encoding=shift_jis;Locale=ja-JP;TextQualifier=";ColumnsSeparator=,;RowsSeparator=\r\n;Columns=ID,Product,Customer,OrderNumber,Stock,Total,UnitPrice,City,ProductLine,Discount;HasHeaders=True
    
    [データソースを確認]アイコンをクリックすると、接続文字列を検証することができます。            
  9.  [OK]ボタンをクリックして[レポートデータソース]ダイアログを閉じます。これで、レポートがCSVデータソースに正常に接続されました。

CSVデータソースの設定プロパティ

CSV Providerは、[CSVデータソースの設定]ウィザードで次の構成設定を提供します。CSV接続文字列は、[CSVデータソースの設定]ウィザードで選択した構成設定をもとに生成されます。

構成設定 説明
パス CSVファイルへのパス(ローカルパス、相対パス)、またはCSVデータソースのURL C:\MyOrders.csv
エンコーディング CSVファイルのエンコーディングを指定します。 日本語 (シフト JIS)
ロケール ロケールを指定します。 日本語 (日本)
ファイル形式 CSVファイルのファイル形式です。「固定長のデータ」、「区切られたデータ」のいずれかを選択します。 区切られたデータ
テキスト修飾子 テキストの始点と終点を指定するための修飾子です。「'」(シングルクォーテーション)、「"」(ダブルクォーテーション)のいずれかを選択します。 "
区切り文字 列を区切るためのシンボルです。カンマ、セミコロン、タブ、スペースのいずれかを選択します。 カンマ
重ねて表記でエスケープ(区切り文字) 区切り文字を連続して表記した場合に、1つの文字として扱うかどうかを決定します。 チェックボックスをOFF
開始行 データ取得の開始位置を指定します。 0
先頭行をヘッダとする CSVファイルの先頭行をヘッダとして使用するかどうかを決定します。 チェックボックスをON
改行コード 改行書式の記号です。CRLF(キャリッジリターンとラインフィード)、CR(キャリッジリターン)、LF(ラインフィード)から選択可能です。 CRLF
重ねて表記でエスケープ(改行コード) 改行コードを連続して表記した場合に、1つの文字として扱うかどうかを決定します。 チェックボックスをOFF
プレビューから取得

CSVファイルのプレビュー情報から列名とデータ型(デフォルトでは文字列)を設定します。列名をカスタマイズして、各列のデータ型を指定できます。サポートされているデータ型は次のとおりです。

  • String:文字列を格納します。
  • Boolean:trueまたはfalseの値を格納します。
  • DateTime:日付と時刻の両方の値を格納します。
  • Integer: -2,147,483,648から2,147,483,647の範囲の整数値を格納します。
  • Float:単精度で10進数を格納します。
  • Decimal:固定の精度とスケールで正確な数値を格納します。
  • Double:2倍精度で10進数を格納します。
  • Long: -9,223,372,036,854,775,808から9,223,372,036,854,775,807の範囲の整数値を格納します。
ClaimAmt(Float), SvcDate(DateTime)

注意: [ファイル形式]「固定長のデータ」の場合、[テキスト修飾子][区切り文字][改行コード][重ねて表記でエスケープ(区切り文字)、[重ねて表記でエスケープ](改行コード)の各オプションは使用することができません。

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