ページレポートまたはRDLレポートでは、レポートエクスプローラを使用して、設計時にデータソースに接続できます。複数のレポートに同じデータソースを使用する場合は、共有データソースに接続することもできます。このトピックでは、データソースに接続する方法について説明します。
データソースを追加する
レポートに新しいデータソースを追加するには、次の手順を実行します。
- デザイナで、レポートエクスプローラに移動します。
カスタムデータプロバイダ
依存関係と構成ファイルを手動で設定することで、SQLite、CSV、Oracleなどのカスタムデータプロバイダを実装することができます。完全な実装については「カスタムデータプロバイダ」サンプル、および構成ファイルの設定については「ActiveReportsの構成ファイル」を参照してください。
共有データソースを追加する
共有データソースを作成して、複数のレポートで同じデータソースを使用することができます。
共有データソースを作成する
次の手順は、レポートがすでにデータソースに接続されていることを前提としています。
- レポートエクスプローラで、データソースを右クリックし、[共有データソース]を選択します。

-
[共有データソースファイルの保存]ダイアログで、ファイル名を入力し、[保存]ボタンをクリックしてファイルをRDSX形式で保存します。
データソースアイコンが次のように変更されます。
データソース |
共有データソース |
 |
 |
共有データソースに接続する
レポートに共有データソースを追加するには、以下の手順を実行します。
- レポートエクスプローラで、[追加]ボタンをクリックして[データソース]を選択するか、[データソース]ノードを右クリックして[データソースの追加]オプションを選択します。
- [レポートデータソース]ダイアログで、[全般]ページを選択し、データソースの名前を設定します。デフォルトでは、データソース名はDataSource1に設定されます。この名前が[レポートエクスプローラ]で、追加したデータソースの子ノードとして表示されます。
- [共有参照]チェックボックスをオンにします。
- [参照]ドロップダウンリストから、「<ファイルから開く>」を選択します。
- [共有データソースファイル]ダイアログで、共有データソースファイルが配置されているフォルダを選択します。フィールドにファイルパスが表示されます。
- [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。共有データソースノードがレポートエクスプローラに表示されます。
データソースを編集する
次の手順は、レポートがすでにデータソースに接続されていることを前提としています。
- [レポートデータソース]ダイアログを開くには、レポートエクスプローラで、データソースノードを右クリックし、コンテキストメニューから[編集]または[共有データソースの編集]オプションを選択するか、レポートエクスプローラのツールバーで、[編集]
ボタンをクリックします。
- [レポートデータソース]ダイアログで、データの接続情報を編集します。
[レポートデータソース]ダイアログのプロパティ
[レポートデータソース]ダイアログには、データソースの各プロパティを設定できる以下のページが含まれています。
[全般]ページでは、追加したしたデータソースの名前や種類、接続文字列を設定するか、共有データソースを参照して使用することができます。
-
-
[名前]:データソースの名前を入力します。この名前はレポートで一意のものである必要があります(デフォルトでは「DataSource1」)。
-
[共有参照]:共有データソース参照に接続するには、このチェックボックスを選択します。詳細については、「共有データソースを追加する」を参照してください。[共有参照]のチェックボックスを選択した場合は、共有データソースの選択に使用する[参照]フィールドが使用可能になります。[参照]フィールドでは、以下のオプションから選択することができます。
[共有参照]チェックボックスを非選択にした場合は、[種類]ドロップダウンからデータソースの種類を選択できます。
-
[単一のトランザクションを使用する]:このチェックボックスをチェックすることで、選択したデータソースを単一のトランザクションで使用してデータセットを実行することが可能です。
-
[種類]:データソースの種類を選択します。使用できるプロバイダは、Microsoft SQL Client Provider、CSV Provider、Dataset Provider、Object Provider、JSON Provider、Microsoft Odbc Provider、Microsoft OLeDb Provider、XML Providerです。
SQLまたはOleDbを[種類]で選択した場合は[接続設定]、[接続文字列]、[拡張設定]ページが[接続]セクションの下に表示されます。XMLデータソースを選択した場合は[接続設定]と[接続文字列]ページが、JSONデータソースを選択した場合は[スキーマ]、[コンテンツ]、[接続文字列]ページが表示されます。その他のデータソースを選択した場合は[接続文字列]ページのみが表示されます。
このページでは、レポートに使用するデータに対してどのレベルの認証を必要とするかを設定することができます。以下の4つのオプションが用意されています。資格情報は、データソースの種類がMicrosoft SQL Client Provider、Microsoft Odbc Provider、およびMicrosoft OLeDb Providerに設定されている場合にのみ使用できます。
-
-
[Windows 認証を使用]:すべてのWindowsアカウントがデータソースにアクセスでき、ユーザー名とパスワードを入力する必要がない場合、このオプションを使用します。
-
[特定のユーザー名とパスワードを使用する]:レポートのデータソースにアクセスできるユーザー名とパスワードが1つしか認証されていない場合、このオプションを使用します。
-
[資格情報を要求]:データソースにアクセスできるユーザーが複数存在する場合、このオプションを使用します。[プロンプト文字列]テキストボックスでは、ユーザーにユーザー名とパスワードを要求するときに使用するテキストをカスタマイズして設定することができます。
-
[資格情報なし]:レポート内のデータを一般的に使用する場合は、このオプションを使用します。